デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 その伍 ピクチャースタイル、ノイズなど」
昨日は1日で二つの話を投稿する暴挙に出た、わけではなく、3つ目の話を投稿し忘れていた事に昨日気がつきました。はてなブログには下書き機能が有り、そこに保存したままになっておりました。
というのも記事を作って公開するボタンと下書き保存するボタンが同じ場所にあった為、流れ作業で公開しようとした時に私が操作ミスをした事に気がついていなかった事が原因と考えられます。
だからなんだって話です。
今日はカメラメニューの4番目、ピクチャースタイルなどについてです。
かさばるアウトドア用品を預けて、スマホで管理「hinata trunk!」
ピクチャースタイル
この機能は各撮影シーンに合わせて最適な色調補正をかけてくれる撮影機能です。
ピクチャースタイルを変えるだけで撮影する写真の雰囲気が大きく変わります。この機能を使うか使わないかだけで写真の出来に大きく関わってくる機能です。
ピクチャースタイルの種類
- スタンダード…EOSの基準となるスタイル。
- ポートレート…人物の肌を綺麗に描写するスタイル。シャープネス弱め。
- 風景…シャープネス強め。空や木々の色彩を強調するスタイル。
- ニュートラル…コントラスト低めで柔らかいイメージのスタイル。写真の明暗差が低い。
- 忠実設定…人間の肉眼に近いスタイル。
- モノクロ…白黒写真。
- ユーザー設定…自分の好みに合った補正値を設定出来ます。
ピクチャースタイルの項目をよく見ると"コントラスト" "色の濃さ" "シャープネス" "色合い" この4つのプリセットから成り立っていて、各ピクチャースタイルはそれぞれ設定の値が違います。さらに各ピクチャースタイルによってカラーバランスが細かく調整されており、そのピクチャースタイルの色はそのピクチャースタイルでしか再現出来ないみたいです。
さらにCANONのホームページから拡張ピクチャースタイルファイルをダウンロード出来るので興味のある方は一度覗いて見てください。
私が撮影時に使うピクチャースタイルは主に二つです。"スタンダード"か"風景"のどちらかです。スタンダードを使うことが圧倒的に多いです。風景の撮影でも基本的にはスタンダードで撮影し、撮影後に好みのピクチャースタイルを選び編集、レタッチに入ります。
この二つを使う理由はいちいち設定をいじるのが面倒臭いからです。それに長い事同じやり方で撮影してきたので変えなくてもある程度どう変わるか、など理解しているつもりです。色々と試して見て下さい。
長秒時露光のノイズ低減
デジタルカメラはカメラ本体に色々な補正機能が搭載されています。これもその一つで長時間露光時のノイズを少なくしてくれます。
この項目の下に"高感度撮影時のノイズ低減"という項目があります。ここではノイズには幾つか種類があると覚えておいて下さい。
長時間露光のノイズについて。
夜景や天体の撮影などでどうしてもシャッタースピードを遅くしないといけない事があると思います。シャッターを長く開けておくと変なノイズが乗ってしまう事がありこれを長時間(長秒時)ノイズと言います。
個人的には20秒くらいなら気にならないレベルだと思うのですが、環境によっては10秒でも目に見えて出てしまう事もあるみたいです。
このノイズが発生する要因は
1.シャッター速度が長い
2.気温が高い
この二つの要因が大きく関わってくるみたいです。夏場の夜景撮影の時は少し気をつけてみましょう。
なら普段からONにしておけばいいのか、というとそうでもないです。撮影後の処理時間が滅茶苦茶長いので連続でシャッターを切りたい時とかにはあまり適さないと思います。状況によって使い分けるのがベストです。
富士山と星の光跡を撮った写真があったかと思いますがあれはノイズ低減OFFで数十分開けっ放しで撮影しました。そして撮影後に明らかにヤバそうな部分だけ消す、という方法でやりました。よく見ると色々写ってます。
このノイズは暗い写真だと目立つのでなるべく明るく撮影するか、シャッタースピードを短くしたり暑い時の撮影を避けることで回避できます。
高感度撮影時のノイズ低減
ISO感度を上げると画質が悪くなる、と以前話した様な気がします。ISO感度を上げればそれに比例してノイズが沢山出てくる様になります。
ここのノイズ低減処理はISO感度を上げた時に発生するノイズをカメラ内部で低減処理してくれる機能です。
ここのノイズ低減は"OFF" "弱め" "標準" "強め"と選べる様になっていて私は"標準"に設定しています。
高感度撮影時のノイズ低減は"標準"以下に設定する事をお勧めします。"強い"に設定すると処理時間がより長くなってしまいます。それに加えて高感度撮影のノイズ低減はディテールが無くなる、シャープさが無くなってしまうからです。
これは仕方のない事なのでうまく折り合いを見つけて撮影するしかありません。
高輝度側•階調優先
白い壁やウェディングドレスの様に白い被写体を白飛びしづらくする機能です。
晴れた夏の昼間や明暗差のある環境下での撮影だと白い被写体が白トビして真っ白になってしまう事が多いと思います。写真のグレーからハイライトまでディテールをしっかりと描写してくれるみたいです。
みたいです、というのは個人的な撮影で使った事が無い&使用した時に違いがあまりわからなかった、という事です。
この機能はオートライティングオプティマイザと併用が出来ません。さらにこの機能を「ON」にするとISO感度の設定範囲がISO200~25600と限定されてしまいます。
ISO200なら実用範囲なので問題無いですがISOが限定されるのが嫌なのでこの機能は使っていません。
まずは15日間【無料】お試し利用から!大容量256GBレンタルサーバー『HETEML』
今回はここまでにします。お疲れ様でした。