デジタル一眼の使い方 「露出 後編」
今回は露出 後編という事で"ISO感度(イソ カンド)"について簡単にお話致します。ISO感度も撮影時に写真の明るさを決定する上で重要で便利な物ですのでコレも簡単に覚えておくと今後撮影をする時楽になると思います。
ISO感度とは光を読み取るセンサー自体の感度です。
ISOの数値が上がるにつれて写真も明るくなって行きます。(センサーの感度が良くなる。)
元々このISO感度というのはフィルム時代のフィルムの感度を指し示す言葉だったみたいですがデジタルカメラでもそのままISO感度として受け継がれているみたいです。
"ISO感度"と"明るさ"
上でも書きましたがISO感度を上げれば単純に写真が明るくなります。例えば「シャッター速度をこれ以上落とせない!」「速度と絞りを変えずに明るさを変えたい!」という時はこのISO感度で調節する事で任意の明るさに調節する事ができます。
ISO感度はISOの数値が低いほど暗く、数値が高いほど明るくなります。
デジタルカメラの場合は基本的に最低ISO感度は"100"から始まり、上限はありません。(語弊あり)最新のカメラ(ニコン D5)の場合最高感度ISO3280000だとか… もはや想像もつきません。この感度を使う状況に直面してみたいものです。
"ISO感度"と"画質"
ISO感度は速度や絞りに関係なく単純に明るさを変える事ができます。これだけ聞くと凄く便利な機能だと感じると思いますが勿論リスクがあります。
ISO感度を上げる(明るく)のと比例して画質が悪くなります。ISO感度を上げるにつれて撮影した写真にノイズが乗ってきて写真がどんどん汚くなってきてしまうのです。
「明るさはISO感度でなんでも解決!」とはいかないのが現実です。
ではISO100からどれ位までISOを引き上げたらどれ位画質が落ちる(ノイズが乗る)のか、私の使っているカメラで見てみます。
使用機材 カメラ:Canon 6D レンズ:Canon 24-105 L
撮影データ Tv:適正 Av:F4
今回はノイズを見る、という事で絞りと明るさを変えずに撮影しました。
写真を見る限りISO100~ISO400まではパッと見て気にならない程度だと感じます。ISO1600を超えたあたりから目で見てノイズが乗っているのがわかるかと思います。ISO6400までくるともうダメですね。はっきりとノイズが目視できてザラザラとした質感になってしまっています。
写真を撮影する時、ISO感度は出来るだけ低感度で撮影する事をお勧め致します。
ISO感度はどこまで上げていいか。
ここからは個人的な見解でお話しさせて頂きます。
私が現在使用しているカメラ(Canon 6D)の場合、風景や人物を撮影する場合は極力ISO100~ISO200で撮影するよう心掛けています。本当にどうしようもない時でもISO400までが限界です。ISO200以上だとPCに写真を取り込んだ時にどうしてもノイズが気になってしまいます。例外として夜景(特に天の川とか)をとる時はISO3200まで引き上げて撮影する事もあります。
ちなみに夜の街中でしたら三脚があれば意外と低感度でイけます。
ISO感度のお話しで面倒臭い話が一つあります。
カメラメーカー各社でISO感度の規格、明るさは統一されているのですが各カメラメーカー、機種によって高感度撮影をした時の画質の良し悪しが大きく変わってきます。
技術が進歩すれば高感度でもノイズが乗りにくくなったり、使っている画像素子(画像センサー)によって高感度に強かったり、とISO感度の面だけ比較しても色々ありすぎて面倒臭いの一言に尽きます。
ニコンのカメラ本当にすごい!!
暗い所での撮影や夜景の撮影をしたい!と考えている方はニコンのカメラの購入をお勧め致します。先ほどの例1で私のカメラだとISO1600で悲鳴を上げていましたがニコンのカメラでなら特に気にならないレベルで撮影できるかと思います。
北海道でニコンのカメラを使って撮影した夜景の写真を見せて貰った事があります。夜景や高感度での撮影はニコン(D800だったかな?)は本当に綺麗でした。私の持ってるカメラとは比べ物にならない程です。ISO3200で天の川を撮影したデータを見せて貰いましたが空の色も綺麗に出てるしノイズも気にならないレベルでしたし、メーカーによってこんなに違うのか!と驚きました。ニコンいいですよ!ニコン!夜景用に本気で一台買おうか考えています。
キャノンを使っている理由
私はキャノンユーザーで信者です。先ほどニコンのカメラを激押ししてましたがそれでもキャノンを使う理由があります。
単純に普通の条件で撮影した時の発色が綺麗なんです。自然でかつ鮮やか。私は夜景専門でなければ風景専門で撮影している訳ではありません。人も取れば物も撮ります。ニコンだと少し硬いイメージがあるのでキャノンのカメラを使っています。そしてこれを言ったら元も子もないのですが、色とか明るさが気に食わなければ編集でいくらでも調節できます。あと現像ソフトとか使い慣れてるから、というのも一つ。
もちろんキャノン、ニコン以外の他社でもいいカメラを沢山出しているのでカメラを新調しようと考えている方は売り場の人に聞いてみるのが一番手っ取り早いと思います。
露出編も一応完結という事で次回は…なんか考えておきます。私に答えられる事ならいくらでもお答えしますのでよろしくお願いします。
カメラの内蔵機能とかそこらへん簡単にまとめてみるのもいいかもしれませんね。
デジタル一眼の使い方 「露出 中編」
昨日はカメラの『シャッター速度』について簡単にお話しさせて頂きました。
露出についてのお話し、という事で一度にまとめたかったのですが長文を書くのがあまり好きではないので幾つか小分けにしてお話しする事にさせて頂きます。
今回は『シャッター速度』と並び、露出や作品の雰囲気を作り出す上で重要な『絞り』についてお話し致します。
※今回もカメラの構造、レンズの構造はあまり考えないで下さい。
絞り(F値)
絞りとは画像を記録するセンサーに取り込む光量を調整できます。光量が多い(明るい)ほど"開く"、光量が少ないほど"絞る"と言います。
"絞り"と"明るさ"
絞りを表す数値は一般的に"F値"と言われています。
"F値"の数字が低い(開く)ほど明るくなり、数字が大きい(絞る)ほど暗くなります。
"絞り"と"ボケ"
絞りを開くとピントの合う幅が短くなります。絞りを絞るとピントの合う幅が長くなります。
このピントの合っている部分を"被写界深度"と言います。「絞りを開くと被写界深度は浅く」なり「絞りを絞ると被写界深度は深く」なります。
これはレンズの構造上仕方のない現象です。なのでここでは「そうゆう物だ。」と理解して下さい。
絞りと被写界深度
※上の図の白い部分がピントの合っている部分です。
厳密に言うと上記の様な広がり方は間違いがあるのですが基本的にはこの様になります。
絞りは基本的に"明るさ"と"被写界深度"、この二つを意識しながら調節します。
ちなみに、被写界深度、ボケの話しを全て説明すると焦点距離から撮影距離まで多岐にわたり関わってくるのでこれも今回は省きます。
「写真を撮るならボケてない方がいいのでは?」と感じる方も居るかと思います。勿論メインとなる被写体にピントが合っていなかったら話になりません。料理の写真などに多いのですが、主役となる物にピントを合わせ手前や背景をぼかしてあげる事があります。そうすると写真全体に雰囲気が出て主役をより目立たせ、目を惹きつける事が出来ます。
例1
撮影データ Tv:1/160 Av:F5.6 ISO:100
絞り 応用編
絞りについては「こんな感じか。」と理解頂けましたでしょうか。
応用編、となっていますが絞りは作品作りの上でボカしたいかボカしたくないか程度で私は考えています。今回は一般的に使われている手法を紹介します。
"パンフォーカス"という手法があります。手前にある物から遠くにある物まで、異なる距離に存在する物全てにピントが合っている様に見せる方法です。
パンフォーカスあるいはディープフォーカスとは、写真または映画の撮影において、被写界深度を深くする事によって、近くのものから遠くのものまでピントが合っているように見せる方法、またはその方法により撮影された写真・映画のこと。絞りを適切に絞ったうえで、焦点を無限遠よりも手前に調整することによって実現される。「パンフォーカス」は和製英語であり、英語では「ディープフォーカス」などと言う。
この手法で撮影したい場合は絞り(F値)を絞り焦点距離を広くします。
なるべく広角レンズを使用する & 撮影距離を伸ばすとやり易いです。(レンズの構造の話になるので割愛)
"撮影距離を伸ばす"とは、基本的には被写体から離れて撮影者、カメラが遠くへ離れ距離をかせぐ事です。
パンフォーカスは風景写真で使われる事が多いです。ただ人物写真やスナップ写真とかだと写真全体にピントが合ってしまうためイメージや主役が散漫になりがちで判りづらい写真になってしまう事があります。
例2
ボケを使った手法?をもう一つ。
前ボケです。動物の写真や人物撮影で使われる事が多いです。
あまり綺麗な前ボケではないですが例2の写真も前ボケにカウントされるのでしょうか。この様に被写体の手前に何か入れてあげると例2の様にふわっとした感じになったり、奥行きや雰囲気が出たりします。
この手法は絞りを開き焦点距離を短くします。
なるべく望遠側のレンズを使うと撮りやすいと思います。
個人的にあまり前ボケを使う様な写真は撮らないので持ち合わせがコレしかありませんでした。
疲れたので今日はここまで。次回は"ISO感度"のお話です。
デジタル一眼の使い方 「露出 前編」
デジタル一眼の使い方 「撮影モード」
先日無事に北海道から帰還致しました。
本州の下道を1日で500kmも走る日が来るとは…。
これからは少しの間暇なので折角なのでカメラの使い方、用語、その他知識などのお話を作って行きます。
第一回目は
「カメラの撮影モード」についてお話したいと思います。
今回はデジタルカメラを持っている方なら一度は必ず目にする項目のお話です。
どのメーカーのカメラでも必ず『P』『Tv(S)』『Av(A)』『M』この4つの撮影モードが入っているかと思います。※()内はニコン表記
普段写真を撮影する時どんな設定で撮影しているでしょうか。普段からPモードのみで撮影されている方も少なくないかと思います。なので今回はこの各モードについて超簡単にお話致しますので宜しくお願いします。
『P』:オート(プログラムオート)
言わずと知れたオートモードです。自動で最適な明るさの設定で撮影してくれる便利で手間のかからない撮影モードです。旅行先での記録写真や簡単な撮影であればボタンを押すだけで綺麗な写真を撮影する事が出来ます。
『Tv』:シャッター速度優先
シャッター速度を自分で調整できる撮影モードです。
シャッター速度を変えても写真の明るさが変わらない様に絞りを自動調整してくれるモードです。
お子さんの運動会や動物の撮影の時の様に被写体が激しく動き回る事が予想される時はこの撮影モードを使ってシャッター速度を速めに設定しておくといいと思います。
『AV』:絞り優先
絞りを自分で調整できる撮影モードです。
絞りを変えても写真の明るさが変わらない様にシャッター速度を自動調整してくれるモードです。
ピントの合う幅を調整したい時などはこの撮影モードに設定して絞りを任意の値に調整して撮影をする事ができます。
『M』:マニュアル
シャッター速度、絞り、露出に纏わる設定を全て自分で調整できる撮影モードです。
『M』は上の3つのモードと違い全て自分で設定しなければなりません。明るさがおかしかったら自分で調整しないとずっとそのままです。
露出などの知識をしっかりと持ってある程度カメラの扱いに慣れて来るまでマニュアル撮影の必要は無いと考えています。コレだ!という場面に出くわしても写真が真っ暗だったり真っ白で折角のシャッターチャンスを逃してしまう、という様な事態が一番恐ろしいからです。
オートでの撮影はなんか格好悪い、と思う方も居ると思います。そんな事ありません。プロの現場でも良く使います。
※カメラを見ていると上記4つ以外にも選べるモードがカメラによって沢山あるかと思います。今回はこの4つのモード以外は忘れて下さい。そもそも他のモードは普段使用する事はほぼありません。
例
Tv:1/250 Av:F4 ISO:250
この写真はMモードの絞り開放(F値が低い設定)で撮影しました。写真の赤丸の狭い部分にのみピントが合っていて他の部分はボケていますね。絞りを調整するとこの様にピントの合う範囲、幅を変える事ができます。
シャッター速度の画像はすぐに出てこなかったので、次回探してからアップ致します。
あと最後に一つ写真を撮影する上で一番大切な事を言い忘れていました。
カメラの使い方という題で始めた記事ですが、そもそも写真は"格好良ければそれでいい。"です。正直露出だとかレンズだとか知らなくてもなんとかなります。いい写真が撮れたらそれはいい写真だと俺は考えています。
次回(いつかわからないけど)は露出(TV.Av.ISO)について細かく書いてきます。
格好良ければそれでいい。と言いましたが知識は知ってるのと知らないのとでは楽しみ方が大きく変わって行きます。
旅に行くという事
テストです。早速アフィリエイトに登録してみました。が、続きそうにありません。
登録してから気づいたのですが、俺ならまずクリックしません。
現在秋田県でりんご収穫のお手伝いをしております。
この時期のりんご農家さんは収穫に追われ鬼の様な忙しさです。
明日には天気がある程度回復しそうなので、雨が強くなければ千葉へ向けて出発致します。
今回のタイトル"旅"について少し。
果実
旅に行くという事
私は「知らない風景や生活を見たい、体感したい。」という理由で旅に出ました。3ヶ月という長い期間の旅は楽しい事も辛い事もありますが圧倒的に楽し事の割合が多いです。縛られる事なく自分の行きたい方向へ舵を切りその先に何があるのかを見に行くのです。楽しくないわけがないです。
現代社会の中で暮らして居る我々が長い時間を浪費し旅に出る、というのは必然的に大きなリスクを伴う行動でもあります。会社でも学校でもどこかしらに属しているのであれば長い休みを貰ったり"辞める"という選択を迫られます。それに旅をするにも沢山のお金がかかります。各種交通機関の交通費、燃料費、食費その他生活費、etc... 殆どの人はこれら全てを無収入の状態でやりくりして行かねばなりません。お金は減ってゆく一方です。
そして、自分が旅を通して何を得られるのか失うのか。これもモチベーションを保つ上で重要になってきます。失う物の方が圧倒的に多いです。私は職と金と時を犠牲にしました。得た物は失敗による経験と友達を数えきれる程。よく分からないまま出発すると旅も中途半端で終わる事になるかもしれません。
世界一周に行きたいとか長期間の旅行を考えている人は一度冷静に考えて下さい。時間はありますか?お金はありますか?取り返しがつきますか?Googlemapで十分ではないですか?
知らない世界に飛び込むには必然的に大きなリスクを伴います。
最後に一つ。これは外国へバックパーカーを考えている方へ。
その国の事を沢山勉強しましょう。地理、宗教、治安、食事、常識、言語。
各地の病気について調べましょう。出来る限り予防接種を受けましょう。
何が言いたいのかというと。これは最近の人に限った話ではないのですが国外へ旅行に行って"なぜか""どういった訳か"自ら危険な場所に行ったりする旅人が多いみたいです。それも初めて行った国と地域で、です。
どうしても、という場合は現地の見識のある方に同伴をお願いしたりボディガードやガイドとして雇う事を強くお勧め致します。
若い頃何も調べず、地図すら持たず某国へバックパック一つで旅に出た事がありました。一歩間違えば死んでました。2週間高熱にうなされ何度か拉致されそうになったりぶっ飛ばされそうになりました。勉強不足でした。
国が違えば常識も違うのです。気づかないうちに人を怒らせていたり、非常識で失礼な行いをしている事もあります。
旅には綿密な計画を!
やっぱ広告邪魔ですね。
東北、北海道3ヶ月の旅を終えて。
何をしているのかというと親戚の家がりんご農家を経営しており、りんごの収穫の手伝いをしております。
ジャガイモでもりんごでもそうなのですが、一見すると同じ物に見えるのですがそれぞれに品種がありその品種毎に味も用途も値段も変わってくるみたいです。
懐かしい朝
3ヶ月の旅を終えて、幾つか考えている事があります。
今後の旅の予定
関東以北を走破し、東北 北海道地方は一部の地域を除いて見たいと考えていたスポットを見て回る事が出来ました。今後は南へ南下する方向で予定を組み立てて行きたいと思います。
今考えている旅ポイントは
上記4つを重点的に旅出来れば、と考えております。
どこに行くにせよ向こう3ヶ月くらいは資金を稼ぐため働きづめになるかと思います。その間は関東近郊で撮影して行こうかな。
SNSを始めてみました。
今回の旅で沢山の旅人と知り合いました。
どの方もみんな何かしらのSNSなどのツールを活用し、情報共有されています。
俺も旅をして、風景などの撮影をしているので作ってみました。更新頻度はかなり少なめですが。
Twitter:@Pnosuke31
よろしければフォローお願いします。
ブログに広告を載せてみる。
あまり詳しくないので今後調べてから実践する予定です。
単純に少しでも広告収入など、資金源が増えればそれに越したことはない。という話です。
旅行中でもある程度収入を得られれば現地で旅の選択肢を増やすことが出来ますし、お金はありすぎて困る事はありません。正直に言います。お金、欲しいです。
ですので今後広告が乗り少し見辛くなる可能性があります。
来年以降の話になるのですが、今回の旅をある程度形に残したいと考えており面白い話が出てきました。もう少し話が纏まった時点で告知させて頂ければと思います。
美瑛滞在記"ラストラン"
7月に始まった"北海道ツーリング"も終わりを迎えようとしています。3ヶ月という期間で知らなかった土地や生活を経験することができ、楽しい北海道ライフを送る事が出来ました。
この旅は自分にとって良い事も悪い事も沢山あり人生経験の中で少なからず得るものはあったと感じています。これから先の人生でこの経験が大いに役立つ時が来る、とは考えていません。ただ幾つかの新しい楽しみを知る事が出来ただけで無茶をして北海道に来た意味はありました。
今現在はまだ美瑛のライダーハウスに滞在しております。ここを出たら寄り道せずに函館まで走り、そのまま青森までフェリーで渡る予定です。
青森からは少し寄り道をしたりしますが基本的には千葉県へ直帰するルートで走ります。
落陽
"自分探し"という名目の旅をしている人、これから始めようと考えている人、沢山居ると思います。旅をする前に少し考えてみて下さい。
私も昔インドとかヨーロッパとか色々旅をしました。確か5年前、自分が20歳の時です。何も考えず知らず、知らないから見てみたい、何が出来るか試してみたいと思い一思いにバック一つ背負って飛行機に飛び乗りました。知識で知っている事と実際に目で見て肌で感じる事の違い、迫力に驚き感動しました。あの幾つかの旅も私に大きな経験を残してくれました。ただそれだけです。
何が言いたいかというと、旅に出てどこへ行こうが何をしようが結局の所"自分"という物は何一つ変わらないという事です。何かしらのスキルアップをする事は出来るでしょうが結局自分は自分でありそれは不変の物だと考えています。
旅で何かを成し遂げたい、自分を変えたい、ですとか大きな目標がある方は覚悟して出かけて下さい。並大抵の覚悟と準備で何かを変える事は出来ません。努力と才能は勿論。最後は運がこれからを左右します。
親子の木
「何故俺は旅をするのか。」
努力もそこそこ、才能も凡人並、運も持ち合わせて居ない私が何故旅を、それも日本国内を隅々走るのか。先ほどの話だとこれは時間の浪費であり得るものはあれど何も変わらない。ただの無駄な一人旅になっています。正にその通りだと思います。
私が旅をしているのは自己満足であり、誰かの為だとか大きな夢があるわけでもなく本当に自分の為にただ走るのです。強いて理由を挙げるなら、イタリアをフラフラしていた時に「日本人なのに日本の事何にも知らないな。」と突然感じたからでしょうか。
それからというもの私の海外旅行への衝動はピタリと収まり、以前よりかは日本国内へ目が向くようになりました。
宇宙
さて、それでは上に書いた事は全て忘れて下さい。こじ付けです、多分。
単純に知らない場所に居たいだけなんだと思います。帰る場所、帰りたい場所があるから旅に出て、知らない土地に片足を突っ込みたいだけなんです。綺麗な物を自分の眼で直接見に行きたいだけなのでしょう。
何故?と考えだしたらそれはきっと脚色され、本来の姿形とは別の物になってしまような気がします。
というわけで、私はこの"北海道ツーリング"が終わったらまた知らない場所へ行くと思います。
今日も天気は良かった。
ではまた。帰路で何処かに寄ればこの日記を更新します。