美瑛滞在記"冠雪"
2016年9月29日 美瑛町 雨後曇
北海道の旭岳が紅葉のピークを迎えているというニュースがつい先日の事。本日旭岳が初冠雪した、というニュースがあったそうです。
北海道の秋は一瞬で終わりを迎えてしまったみたいです。今旭岳に行けば紅葉と雪の美し写真が撮影できそうですが生憎私にはその時間とお金がなく大変残念に思います。
初冠雪と言っても最近は少し暖かく過ごしやすい日が続いておりました。この期になんとか北海道を抜け出して本州へ避難したいと考えています。
出発の日にちですが明後日か明明後日位で考えております。明日はバイトがある様なので出勤しそれから1日休んでの出発となります。
今日は午後から雨も止み、青空が少し顔を覗かせました。雨上がり直後という事もあり空気も澄んでいそうだったので"新栄の丘"へバイクを走らせました。雨の後という事でかなり寒かったです。
運が良ければ虹も合わせて撮影できるかと期待していたのですが結局微妙な曇り空の夕方の丘の風景を撮影して終了しました。
明日の明朝、天気が良ければ綺麗な朝霧が撮影出来そうです。
カメラマンであれば撮影に行くべきなのですが明日はバイトもあり俺はとても撮影に行く勇気がありません。
明日も芋拾い頑張ろう。
俺流TamagoKakeGohanレシピ
用意する物
- ご飯(あったかいやつ) 1合
- 新鮮なTAMAGO 1個
- 焼肉のタレ 適量
作り方
- ご飯を器に盛る
- 焼肉のタレを適量かける
- 新鮮な玉子を乗せる
-このレシピの生い立ち-
ご飯と玉子と焼肉のタレが沢山余ったので全部混ぜてみました。
-結果-
予想以上に美味い。
一人旅を始めて"焼肉のタレ"の万能性に気付かされました。(俺だけかもしれないけど。)
"無人島に何か一つだけ持って行くなら何を持って行く?"という質問に今ならすぐに答えられます。そう「焼肉のタレ」とね。
美瑛滞在記"終わりへ"
約2ヶ月半。
この旅に費やした期間です。後半は美瑛町に滞在していて"旅"とは少し違う物だった気がしますが。
そろそろ一旦終わりにして千葉へ帰ろうかと考えております。
金銭的な問題も含めて、です。
赤い屋根の家
旅に出たのが2016年7月16日で、夏のど真ん中。基本的にバイクに乗る時は長袖を着用していたのでとても暑かった事を覚えています。
バイクに乗るまでで大量の汗をかき、乗るまでが本当に億劫でした。
最近の北海道は朝方大変冷え込み、昼になっても風が冷たくバイクで走ると寒いです。
約2ヶ月半。よくこれだけ長い期間を東北、北海道で潰せたなと今となっては驚いています。少し駆け足で日本一周できるくらいの長さです。
この長い日本半周の旅にも一旦終止符を打つ時が来たのかもしれません。
まだ詳しい時期は決めていませんが1週間前後でこの町を離れ、函館へ向かうつもりです。
黄色い丘
今回東日本を主にして旅を始めて、良い事も悪い事も含め色々と学んだ事があります。
それについて少し。長文は苦手なので簡潔にまとめます。
1. 人は大体なんとかなる。
かなり大雑把な表現ですが正にその通りの意味です。私は会社を辞めてそのまま旅に出ました。そして資金が底をつきました。フェリーに乗る金もなくなりやばい!とは思いませんでした。金が無くなったのであれば働けばいいのです。北海道は四季を通じて色々な仕事があります。寮付きの仕事なんて珍しい物ではありません。
この"働く"という行為は時間に制約のある方はあまりお勧めできません。勿論単発で1日だけ働く、という事も不可能ではありませんが制約があるならばその時間内で精一杯旅なり遊びなりを楽しんだ方が私は得だと思います。
2.人と人の繋がり。
私は捻くれているのでSNSとかで使われている様な"繋がり"だとか"絆"という言葉があまり好きではありません。ただ旅をしていると否が応でもその"繋がり"の存在を意識する様になります。
友達の友達は友達。正にこんな状態です。少し長く旅をしていると自然とコミュニティは広がって行きます。
SNSが一つのツールとして多方面に影響を及ぼしている現代では決して珍しい出来事ではないのかと思います。ただその存在を直接実感するという事は普通に生活しているだけでは中々体験できないのではないでしょうか。
3.持ちつ持たれつ
これは旅の醍醐味の一つではないでしょうか。
旅に出て多くの人に助けて頂きました。人を助けた事もありますが圧倒的に助けられた回数の方が上回っています。
二つほど教訓があります。
"困っていたら困っていると言え"
旅に出ている最中は常に万全とは言えない状況だと思います。地元で何かトラブルがあれば大抵の事は解決できます。ただ旅の最中は持ち物も限られ、土地勘もなく、知り合いも側に居ません。基本的には一人です。
図々しいですが手遅れになるよりかはよっぽどマシです。そして旅をしていて改めて気づかされましたが他人は自分が考えているよりとても優しく、暖かいです。
勿論全ての事柄を一人で自己完結出来ればそれに越した事はないのですが。
"困っている人がいたら助ける"
当たり前の事なのですが旅に出て再認識しました。
"困っている人がいたら"と書きましたが"困っていそうだったら"とりあえず声をかける様になりました。私は数え切れないほど助けて貰いましたがその助けてくれた殆どの人に恩を返せていません。「困った時はお互い様。」「このくらい何でもないよ。」ほとんどの人がそう言ってくれます。
現代社会は冷たい、と言われがちですがそれは間違っていると思います。ただ多くの人は困っている人が目の前に居てもどうしていいのかわからないだけだと思います。手を差し伸べるべきだと理解していても、自分にそんな経験がなかったり忘れていたり。
もし目の前に困っている人が居たら必ず助けてあげて、とまでは言いませんが少し考えてみて下さい。
4.金は大事
突然現金な話になりましたが日本社会でお金は何にも変えられない財産です。お金が無ければ船にも乗れないし宿にも泊まれないし食事もできません。
日記には書いて居ないですが私も今回の旅でいくらか金を盗まれています。そして私の知り合いも何人か同じ様な被害にあっています。厳密には"盗まれた"訳ではなく、貸したお金の返済が滞っている、という事なのですが他の人の話を聞いている限りほぼ戻って来る事はないでしょう。私は被害届を出しています。そこそこいい金額なので。
この話で私が言いたい事は"旅人に金は貸すな"です。世間では金を貸すならあげるつもりで貸せ、とか言われてますが正にその通りです。困っている人がいたら助けてあげて、と上で書きましたが金は別問題です。
私の金を盗んだ奴は住所名前会社を抑えてあるのでなんとかなると思います。ただ本当に住所不定無職の旅人は沢山います。ということは収入も安定していません。まず返ってきません。警察に相談した所で捜査してくれるかもわかりません。(これは警察も動こうにも動けない場合があるからです。)
親切も出来ることと出来ないことの線引きをしっかりとしておきましょう。
5.
続きはまた今度。。。
美瑛滞在記"秋の走り"
2016年9月22日 十勝岳 晴れ後曇り
昨晩宿の方に聞いて知ったのですが今"旭岳"の紅葉がピークみたいです。こんな時期まで北海道に居座るつもりがなかったのでリサーチ不足でした。
という事で今日(9/22)朝から旭岳に登りに行こう!という話になり俺も行く予定だったのですがとある事情で断念致しました。
その事情とは「ロープウェイ代が払えない。」というなんとも馬鹿らしい事情です。
気づいたらお金を使いすぎていました。不覚です。
ケチを付けたいわけではないですがそもそも旭岳のロープウェイ代が結構な値段します。
往復2900円
これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが今の俺には払えませんでした。無念です。
と、いう事で今日は一人で"十勝岳"にアタックしました。
安政火口コース
道道291号線を十勝岳温泉に向けひたすら駆け上がり、十勝岳温泉を越えその終点に登山口があります。
実は今回山頂まで登っていません初挑戦という事で満遍なく見て回りたいと考えていたのですが山頂駐車場に着いてから"水"が無いという事に気がつきました。仕方が無いので自販機で飲料を買おうとしたのですが今度は"財布"を宿に忘れてきていました。
山を登る上で飲料は本当に大切です。日帰り登山でもです。初めて登る山なら尚更です。
以前奥日光の"男体山"に登山に行った時に8合目付近で水が切れました。その時はもう終盤に来ており山頂まで行って長居せずにすぐ下山すればいいだろう。とナメてかかり登山を強行した事がありました。大きな間違いでした。本当に死にかけました。
結果から言うと生きて自力で下山する事はできました。ただ下山途中に脱水症状に陥り、下に着いた頃にはフラフラで目の前は真っ白になり、さながらゾンビの様になっていたと思います。
駐車場の自販機で買ったコカコーラが本当に美味かったのを今でも覚えています。
そんな経験があるので未経験の山へ行く時はかなり大きな余裕を持って行動する様にしています。
今回の登山も水とお金が無い、という事で片道1時間厳守で強行致しました。
その為全てのコースを走破するどころか山頂にすらたどり着いていません。
この登山口から安政火口までのコースは多少傾斜があるものの、ある程度整備されておりとても登りやすかったです。
今回は登山口から火口まで30分かからず到着できました。俺は人より歩く速度が早いのでそれを考慮しても1時間かからずに上の写真のポイントまでたどり着けるかと思います。
岩模様
登山道を歩いていると右手に谷?沢?が出てきてそこを綺麗な水が流れていました。濁りが無くとても綺麗な水でした。
途中でその沢に降りるポイントがあり、もしかしたら飲めるかも?なんて馬鹿な事を考え水に手を突っ込んでみると・・・なんとお湯でした。かなりぬるめのお湯でした。鉄分豊富だと思います。乾いた手の甲を嗅いでみると滅茶苦茶鉄くさかったです。
温泉という位なので予想はしていたのですがここで水を飲めればもう少し距離を歩く事が出来ると考えていた為少し残念です。
無題
一応自分としてはこの山に紅葉を見に来たのですがこちらはまだ少し先の様です。
多少色付いてはいましたがあと一歩もう少し染まるをの待ったほうが良いかと思います。
明日はどこへ行こうか。それは明日考える事にします。
美瑛滞在記"迷い旅"
2016年9月21日 美瑛町 晴れ
相変わらず寒い朝が続いております。
今朝は少し遅めの午前6時半に起床しました。布団から抜け出て外を見ると一面真っ白になっていました。午前中、美瑛町は濃い霧に包まれており5m先も見えない状態でした。
なんとなく、特に考えもなく本当になんとなくそのまま"セブンスターの木"へ向かいました。
自分でもよくわかっていないのですが俺はこの木が結構好きみたいです。何かある度に足繁く通っています。通ってはいるけど満足の行く写真はあまり撮れていません。
白い世界
そしてもう一つ、霧も好きなんだと今日感じました。具体的にココと言える所は無いのですが多分「先が見えない。」「終わりが見えない。」という所に惹かれているのかもしれません。
続く坂道
午後になると美瑛町を覆っていた濃霧も綺麗に晴れ、上空には青空が広がっていました。ただ遠くの場所を眺めてみるとスモッグがかかった様に白く曇っていて晴れているのになんだかパッとしない天気でした。
駆動
今日も"赤羽の丘"に寄ってみました。
この前ココに来た時は少し時間が遅すぎていい写真を撮れなかったので今日は午後3時半頃に来てみました。それでも少し遅かったみたいです。
明日はお昼過ぎからまたロケハンという名目で立ち寄ってみるつもりです。
矢印↑
最近北海道の農家さんは収穫も終わり仕事が少なくなってきています。勿論作物や農家さんによってはまだまだ仕事はあります。
それでも仕事が減ってきていて昨日同様暇を持て余す様になり、その分色々と考える事も増えてきました。
最近よく考える事があります。
自分はどう生きて行くのがベストなのか。今に始まった悩みでもないですし、誰にでもある悩みです。俺の場合は"悩み"とは少し違う物の様な気もしますが。
その悩みというのがこの年齢になって未だに悩み続ける事ではないのですが「どうしたいのか。」「どうすべきなのか。」という事です。
ベターな回答は理解しているつもりです。ワーストも然り。
美瑛滞在記"暇を持て余す"
2016年9月19日 快晴
ここ最近バイトが立て続けにお休みになっており、毎日美瑛にいるので少し暇を持て余す様になりました。
撮影行けよって話ですね。
畑と秋の空
この日は天気に恵まれ、ようやく丘の町らしい写真を撮影する事が出来ました。
丁度いい雲と青空と畑の緑が綺麗でした。
撮影場所は美瑛町の"赤羽の丘"というなかなかの絶景スポットです。
一面に広がる畑と所々に立つ木がアクセントになり撮影をしていてとても楽しいスポットです。逆にそれしかないのでただの観光で訪れるにはかなり退屈な場所な気もします。
写真撮影が趣味の方は少し立ち寄って見ることをお勧めいたします。
丘の景色
相も変わらず山間部は雲に隠れてしまっています。
美瑛は町を中心に十勝岳などの山々に囲まれていて快晴の日には本当に美しい風景を見せてくれます。ただ見ての通り山は雲を被りその全景を見せてくれる事はあまりありません。
もちろん快晴の日などには山頂までクッキリと見る事が出来るのですが個人的にはモコモコした雲が欲しかったりするのでなかなかタイミングが合わず満足のいく写真を撮影するにはまだ少しかかりそうです。
丘の上の農道
美瑛のライダーハウスに来てから秋刀魚を食べる機会が増えました。
魚をさばける方が連泊していて、近くのスーパーで秋刀魚が安売りされているとよく"秋刀魚パーティ"をしています。
改めて感じましたが秋刀魚は焼いても刺身にしても美味である。
何度か秋刀魚を刺身にして頂いており、昨晩ふと俺にも出来ないかと思い立ち魚のさばき方をご指導頂きなんと、自分で秋刀魚を調理するスキルを身につける事が出来ました。
北海道に来て写真はまだまだ撮れてないですが秋刀魚をさばける様になって本当に良かったです。
今度一人で挑戦してみたいと思います。
夕焼けに染まる
美瑛滞在記"復活の青池"
最近は天気も良く青空が顔を覗かせる時間も増えてきました。北海道では夏が終わり、空模様も秋の空へと変わってきております。
農業のバイトをしていると自然と早起きになってきます。たとえバイトが無くとも自然と午前5時前には一度目が覚めてしまいます。もう早朝の冷気にも慣れてきて愚痴をこぼす事も無くなりつつあります。
2016年9月18日 晴れ後曇り
午前中美瑛町上空には青空が広がっていたので今回久しぶりに"青池"へ行ってきました。今年の台風と大雨により閉鎖されていたのですが先日なんとか復旧したみたいです。
噂ではもうダメなのではないかと聞いていたのですが本当に良かっと思います。今月の3連休になんとか間に合わせた感じでしょうか。
何時もの青
久しぶりに足を運んだ"青池"は以前見た光景と変わる事なく相変わらず美しい景色でした。ただ何本か木が折れて流されてしまったみたいです。それでもあれだけの水害の後に変わらずこの光景を眺める事が出来て本当に良かったです。
今日(9/19)も天気がいいのでカメラをぶら下げて何処かへ行きます。
美瑛滞在記"君の名は。"
2016年9月17日 美瑛町 ほぼ晴れ
土の波
昨日は農業のバイトはお休みで、久しぶりに朝からカメラを持って美瑛の丘巡りに行ってきました。
青空も見え、日差しが雲間から差し込み気持ちの良い1日でした。ただ上の写真の様に少し雲が多くちょっと残念です。
晩夏の午前
朝方は言うまでもないのですが最近の美瑛町は昼間でも風が冷たいです。東北以南ではまだ半袖で過ごせる時期ではないでしょうか。北海道はすでにダウンがウォーミングアップを始めています。俺は持ってないので作業着を重ね着して凌いでいます。
今日(8/18)はバイトがドタキャンされたので午前中は復旧した青池に行き、午後は天気が持つ様ならまた丘を巡って行きたいと考えております。