デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 その伍 ピクチャースタイル、ノイズなど」
昨日は1日で二つの話を投稿する暴挙に出た、わけではなく、3つ目の話を投稿し忘れていた事に昨日気がつきました。はてなブログには下書き機能が有り、そこに保存したままになっておりました。
というのも記事を作って公開するボタンと下書き保存するボタンが同じ場所にあった為、流れ作業で公開しようとした時に私が操作ミスをした事に気がついていなかった事が原因と考えられます。
だからなんだって話です。
今日はカメラメニューの4番目、ピクチャースタイルなどについてです。
かさばるアウトドア用品を預けて、スマホで管理「hinata trunk!」
ピクチャースタイル
この機能は各撮影シーンに合わせて最適な色調補正をかけてくれる撮影機能です。
ピクチャースタイルを変えるだけで撮影する写真の雰囲気が大きく変わります。この機能を使うか使わないかだけで写真の出来に大きく関わってくる機能です。
ピクチャースタイルの種類
- スタンダード…EOSの基準となるスタイル。
- ポートレート…人物の肌を綺麗に描写するスタイル。シャープネス弱め。
- 風景…シャープネス強め。空や木々の色彩を強調するスタイル。
- ニュートラル…コントラスト低めで柔らかいイメージのスタイル。写真の明暗差が低い。
- 忠実設定…人間の肉眼に近いスタイル。
- モノクロ…白黒写真。
- ユーザー設定…自分の好みに合った補正値を設定出来ます。
ピクチャースタイルの項目をよく見ると"コントラスト" "色の濃さ" "シャープネス" "色合い" この4つのプリセットから成り立っていて、各ピクチャースタイルはそれぞれ設定の値が違います。さらに各ピクチャースタイルによってカラーバランスが細かく調整されており、そのピクチャースタイルの色はそのピクチャースタイルでしか再現出来ないみたいです。
さらにCANONのホームページから拡張ピクチャースタイルファイルをダウンロード出来るので興味のある方は一度覗いて見てください。
私が撮影時に使うピクチャースタイルは主に二つです。"スタンダード"か"風景"のどちらかです。スタンダードを使うことが圧倒的に多いです。風景の撮影でも基本的にはスタンダードで撮影し、撮影後に好みのピクチャースタイルを選び編集、レタッチに入ります。
この二つを使う理由はいちいち設定をいじるのが面倒臭いからです。それに長い事同じやり方で撮影してきたので変えなくてもある程度どう変わるか、など理解しているつもりです。色々と試して見て下さい。
長秒時露光のノイズ低減
デジタルカメラはカメラ本体に色々な補正機能が搭載されています。これもその一つで長時間露光時のノイズを少なくしてくれます。
この項目の下に"高感度撮影時のノイズ低減"という項目があります。ここではノイズには幾つか種類があると覚えておいて下さい。
長時間露光のノイズについて。
夜景や天体の撮影などでどうしてもシャッタースピードを遅くしないといけない事があると思います。シャッターを長く開けておくと変なノイズが乗ってしまう事がありこれを長時間(長秒時)ノイズと言います。
個人的には20秒くらいなら気にならないレベルだと思うのですが、環境によっては10秒でも目に見えて出てしまう事もあるみたいです。
このノイズが発生する要因は
1.シャッター速度が長い
2.気温が高い
この二つの要因が大きく関わってくるみたいです。夏場の夜景撮影の時は少し気をつけてみましょう。
なら普段からONにしておけばいいのか、というとそうでもないです。撮影後の処理時間が滅茶苦茶長いので連続でシャッターを切りたい時とかにはあまり適さないと思います。状況によって使い分けるのがベストです。
富士山と星の光跡を撮った写真があったかと思いますがあれはノイズ低減OFFで数十分開けっ放しで撮影しました。そして撮影後に明らかにヤバそうな部分だけ消す、という方法でやりました。よく見ると色々写ってます。
このノイズは暗い写真だと目立つのでなるべく明るく撮影するか、シャッタースピードを短くしたり暑い時の撮影を避けることで回避できます。
高感度撮影時のノイズ低減
ISO感度を上げると画質が悪くなる、と以前話した様な気がします。ISO感度を上げればそれに比例してノイズが沢山出てくる様になります。
ここのノイズ低減処理はISO感度を上げた時に発生するノイズをカメラ内部で低減処理してくれる機能です。
ここのノイズ低減は"OFF" "弱め" "標準" "強め"と選べる様になっていて私は"標準"に設定しています。
高感度撮影時のノイズ低減は"標準"以下に設定する事をお勧めします。"強い"に設定すると処理時間がより長くなってしまいます。それに加えて高感度撮影のノイズ低減はディテールが無くなる、シャープさが無くなってしまうからです。
これは仕方のない事なのでうまく折り合いを見つけて撮影するしかありません。
高輝度側•階調優先
白い壁やウェディングドレスの様に白い被写体を白飛びしづらくする機能です。
晴れた夏の昼間や明暗差のある環境下での撮影だと白い被写体が白トビして真っ白になってしまう事が多いと思います。写真のグレーからハイライトまでディテールをしっかりと描写してくれるみたいです。
みたいです、というのは個人的な撮影で使った事が無い&使用した時に違いがあまりわからなかった、という事です。
この機能はオートライティングオプティマイザと併用が出来ません。さらにこの機能を「ON」にするとISO感度の設定範囲がISO200~25600と限定されてしまいます。
ISO200なら実用範囲なので問題無いですがISOが限定されるのが嫌なのでこの機能は使っていません。
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今回はここまでにします。お疲れ様でした。
デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 そのIV ホワイトバランス」
デジタルカメラの話を作り結構な時間が経ったと思います。撮影に必要な要素をかなり端折ってこれだけ覚えておけば大丈夫だろう、という私の独断と偏見に満ちた内容です。その中で"ホワイトバランス"のお話しをした記憶があまりありません。
ホワイトバランスはデジタル撮影をする上で絶対に外せない話です。それを忘れていたので今更ですがお話ししたいと思います。今回も大雑把にお話しします。
ホワイトバランス
光にはそれぞれ色があります。太陽光、赤外線、紫外線、蛍光灯、白熱電球…上げて行けばキリがない程多くの光が存在し、その環境によって光の色は様々です。光が青ければ写真も青くなり、光が赤ければ写真も赤くなります。
写真を撮った後に自分が見ていた色と違っていたり、屋内で撮影した時写真が緑色になっていたり、違和感を覚えた事はないでしょうか。それは色々な光が影響しているからです。その光を補正してくれるのがホワイトバランスです。
ホワイトバランスの前に光そのものの話しをします。この部分を知っているだけで今後撮影する写真を大きく左右してきます。
"色温度(いろおんど、しきおんど、英語:color temperature)とは、ある光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)である。単位には熱力学的温度の K(ケルビン) を用いる。"色温度 - Wikipedia
Wikiだけだと意味わからないですね。
先ほど"光には色がある"とお話し致しました。その光の色を表現するために"K(ケルビン)"という単位を使って表現します。
Wikiより引用
色温度(K)は温度が低くなるにつれ赤くなり、温度が高くなるにつれ青くなります。日中の色温度は約5000K~6000Kで朝日や夕日は2000K前後になります。個人的に日中晴天時の太陽光は5200K前後として撮影しています。特殊な場合を除き色温度は基本的に青いか赤いかの二種類で覚えて下さい。
色温度については今はこの辺まで覚えて頂ければ大丈夫だと思います。
ホワイトバランス(WB)
ではホワイトバランスとは?
"ホワイトバランス(英: White Balance, Color Balance)とは、カメラにおいて、さまざまな色あいの光源のもとで、望んだ色調の写真を得るための補正のことである。パランスについて純白の被写体をどう写すか、という点に代表させてホワイトバランスと言う。一般に赤みがかったり青みがかったりといった光源が多いため、赤-シアンを主軸とする「色温度」の調整が主となるが、他色の方向での調整も含む。"ホワイトバランス - Wikipedia
Wikiにあるように色調を、光の色を補正してくれる機能です。写真を扱う上では白い物を白く写る様に補正したり、実際に目で見た色に近づける為に用います。
実際にホワイトバランスの項目を選択してみると、中に色々なモードがあると思います。これは撮影する時にそれぞれその環境に適した色温度を設定してくれます。
※一部抜粋します。
AWB…オートホワイトバランス。自動で適正な色温度を出してくれます。
白色蛍光灯…蛍光灯の下で撮影する時の設定です。(4000K)
基本的にはAWB(オートホワイトバランス)で十分だと思います。記録画質をRAWで撮影しているなら失敗しても後でホワイトバランスを調整する事ができるからです。(一応JPGでも出来る。)
屋内で撮影する場合(特に蛍光灯光源下)や色々な光源下で撮影する場合は気を付けて撮影して下さい。蛍光灯の種類によって写真が緑がかる事があったり、色々な色の光が影響する様な環境だと一部分だけ青くなったり赤くなったり結構面倒くさいです。
「ちゃんとした」という言い方は変ですが、失敗できない撮影の際は色温度を計ってから撮影する事をお勧めします。
色温度を理解したいと言う事でしたら、ホワイトバランスを"Kモード"で撮影し続けるのがいいと思います。撮影する度に自分で適正を探しながら撮影します。使い続けているうちに頭が勝手に覚えます。
色温度の計り方
- カラーメーターを使う
色温度を計測してくれる器械があります。ワンタッチで任意の場所の色温度を計測してくれる便利な物です。ただしめちゃくちゃ高い。
スタジオでストロボを沢山使って撮影する時は持っておいた方がいいです。同じストロボでも色温度が違う事が良くあるので。
私はコニカミノルタのカラーメーターを使ってました。(製造中止)
ちなみに露出(明るさ)を測る器械もあります。"露出計"と言いこれもワンタッチで適正露出を計測してくれます。
こちらはカラーメーターと比べると安い物から高いものまでピンキリです。
デジタルの世界になってから露出計の使用頻度は減りました。ただスタジオでストロボ沢山使う様な場合は結構使います。というよりあった方が楽。
MWB画像選択
自分の撮影した写真の中からホワイトバランスの基準となる場所(白い場所)を任意で設定できます。
基本的には白い部分を選択し、そこが真っ白になる様にカメラがホワイトバランスを調節してくれます。
私はカメラ側で使った事はありません。EOS Utilityや撮影後色調補正でたまに使います。(主にブツ撮り)
WB補正/BKT設定(ホワイトバランスブラケティング)
一度の撮影でWB、色調の異なる写真を3枚撮影してくれる機能です。露出の時にやったAEB撮影の色調バージョンとでも言いましょうか。
選べる項目は4色2セットあり B(ブルー) A(アンバー) と G(グリーン) M(マゼンタ) があります。基準となるホワイトバランスと色調の異なる写真で合計3枚撮影してくれます。
撮影の時に色がごちゃごちゃしててよく分からない、という時に使うのが一般的だと思います。
私はこの機能を一度も使った事がないです。
色空間
色空間とは何か、は深く気にしなくていいです。話が終わらなくなります。
簡単にお話しすると使える色の広さ(多さ)です。カメラでは"sRGB"と"Adobe RGB"のどちらかを選択できるはずです。Adobe RGBを選択して下さい。こちらの方が色空間が広いのでより鮮やかな写真が撮影できます。
今回は以上です。光の三原色とか色の三原色とかCMYKの説明もあった方が良いのだろうか。。。
デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 露出補正/ISOに関する設定」
今回も6Dのメニュー画面から引用してお話し致します。
お使いのカメラによって「こんな項目ない!」というのがあったりすると思いますがそれは気にしなくて結構です。機種によりけりなので。1DXとか5DSあたりのプロ機になると項目が細かすぎてすごく面倒くさかったりします。
第3回目と言う事でメニュー画面の3ページ目から始めます。
今回は露出補正とかISO感度とかホワイトバランスとか撮影をする上で重要な項目が並んでいるのでちゃんと見て行きたいと思います。
露出補正/AEB設定
露出補正とAEBは同じ項目にまとまっているのですが機能的に別物なので分けて説明します。
露出補正の設定
P、Av、Tvモードの様にカメラが適正露出を割り出して撮影してくれるモードで使用します。これらのモードはカメラが自動で露出を決めて撮影できる様にしてくれるモードです。ただ、必ずしもカメラ側で判断した露出と自分の好みの露出とでは大きく変わってくる場合があります。(人物撮影の時とか特に)
露出補正はカメラの測った露出から撮影者の任意の露出に明るさをワンタッチで変える事が出来る機能です。
露出補正/AEB設定 の右側に数字とグラフ見たいなのがあると思います。写真を見ると私のカメラでは"+-0"の部分にカーソルが来ていますね。明るくも暗くもしていない、という事です。(ほぼマニュアルで撮影しているので触ってないです)
使い方は簡単で0の下にあるカーソルを右側(+の方向)に動かせばより明るく、左側(-方向)に動かせばより暗く、写真を撮影する事が出来ます。
先ほど(人物撮影の時)と言いましたが基本的にカメラの適正露出+半段~1段明るくすると人が綺麗に撮れやすいです。(撮影環境による)
AEB設定/AEB撮影(オートエクスポージャーブラケティング)
AEB撮影とは撮影時に"適正露出の写真" "明るい写真" "暗い写真" の3パターンの写真を自動的に3枚撮影してくれる機能です。そして撮影後に一番自分の好みに合った物を選ぶ事ができます。
AEB設定は"明るい写真"と"暗い写真"の露出の幅を任意で調節する事ができます。
明るく調整する事を"プラス補正"、暗く調整する事を"マイナス補正"と言います。
ISO感度に関する設定
この項目は見たまま、ISO感度に関する設定項目です。この項目を初めて見た、という方は設定してみる事をお勧め致します。
ISO感度設定範囲・・・手動で設定出来るISO感度の範囲を設定できます。ISO感度拡張の設定もここから行います。
ISOオートの範囲・・・ISO感度をA(オート)で撮影する時の下限値と上限値をここで設定します。Aモード時にISOをこれ以上上げたくない、下げたくないという値が設定できます。
ISOオート低速限界・・・撮影モード「P」「Av」時に働きます。撮影時に設定したシャッター速度よりも低速になってしまう場合にISO感度ISO感度で自動的に露出を合わせてくれます。
私はISO感度設定範囲から下限はL(ISO50)から上限はH2(ISO102400)までに設定しています。まだ上限のH2まで使った事がありません。Lも天気のいい日以外は使いません。暗すぎので。
オートライティングオプティマイザ
撮影した写真をカメラ内部で自動的に補正してくれる機能です。
何をしてくれるのかと言うと。
- コントラストの調整
- シャドウハイライトの調整
- 露出の調整
- 逆光人物撮影(顔検知)
- 彩度の調整
キャノンのHPを見た限りだとこんな感じでした。注意点はJPEG画像のみ対応、との事です。RAW画像はキャノンの専用ソフトからでないとこの処理を行う事は出来ないみたいです。
私は撮影後に全て自分で補正をかけているので使っていません。作例を見た限りだとこれは入れておいても邪魔にはならないかと思います。
今回はここまでにします。次から説明を忘れていたホワイトバランスの項目について作って行きます。
撮影記「Tokyo loitering」
今日は新宿駅から歩いて中央線沿いを御茶ノ水駅まで散歩してきました。久しぶりにカメラを持って東京の街中を歩き回りなんだか懐かしい気持ちになりました。
たった3か月の短い期間でしたが都会とは正反対の土地で暮らしていたので見慣れた街も少し新鮮な気分で散歩できたと思います。
赤いヒール
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朝9:30に新宿に着き用事を済ませて歩き出したのが11:00過ぎ頃。長袖のTシャツだけだだと寒いと思い厚手のセーターを着てきたのですが間違いでした。朝方は丁度良かった気がしたのですが昼頃になると気温も上がり、歩き続けているので少し汗ばむ位でした。
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新宿駅からとりあえず四谷方面へ足を向け歩くこと10分、右手に新宿御苑が見えてきました。普段なら何も気にせず御苑を散策して行くのですが私は今史上最大の金欠に見舞われており、新宿御苑の入場料200円も躊躇う様な有様でした。
5分ほど悩んでから結局入る事に。今度色々撮影しなければならない物があるのでそのロケハンという名目で行ってきました。
白い日傘
前と何も変わらない平和な新宿御苑でした。ロケハンもクソもないです。何度も足を運んでいる場所なのでいつものコースをいつも通り歩いてきました。
ど平日の真昼間なのに新宿御苑ではヨガをやっている人やデートしてる人やピクニックしてる人で結構混雑していて変な気分になりました。そこだけ新宿から切り離されている様な。
いつも通りのベンチ
午後からは雲がかかり、地上に直射日光が届かなくなりました。そのおかげで晴れているけど暑すぎもなく、季節的に湿度も高くなく割と過ごし易い環境だったのではないでしょうか。
桃色
花は被写体としてとても撮影し易いので好きです。露出とピントさえ間違えなければそれっぽく撮れます。これは個人の感想であって写真の好き嫌いの話でもあります。
勿論花の撮影はとても奥が深く難しいです。私が撮影している程度の写真ならという事ですね。
"日常を切り取る"スナップ写真。今まで意識してスナップ写真を撮ろうとは考えた事は無かったのですがこれからは少しずつ撮って行こうかと考えております。
デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 その弐」
デジタル一眼の設定、メニュー解説編その弐です。
※機種、メーカーによって内容が変わる事があります。今回は"Canon 6D"を基準にお話しして行きます。
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レンズ光学補正
※ここでは便宜的にレンズで一括りにします。
レンズによって周辺光量が落ちて写真の四角が暗くなってしまったり、色収差が出て滲んだ様になる事があります。それを撮影の段階で光学的に補正してくれる機能です。簡単に言うと写真を綺麗にしてくれる機能ですね。
実際に使ってみるとレンズによっては周辺露光などは目に見えるレベルで補正してくれたりします。色収差は撮影時に実感した事はまだ無いのでなんとも言えません。
これは初期設定で「する」になっていいるのでそのままで結構です。ただ、レンズデータが無いと補正してくれないので気をつけて下さい。
前回話したメーカーの出しているRAW現像ソフトにも補正ツールが付属してます。後から補正する事も出来るので安心して下さい。
外部ストロボ制御
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これはクリップオンストロボなど外付けのストロボに関する設定です。まずは外部ストロボ制御の項目を選択してみましょう。すると下の様な項目が出てくるはずです。
ここの項目について簡単にご説明します。
ストロボの発光…シャッターを切った時に発光させるか、させないかの項目です。私は常に「する」に設定しています。ストロボを付けていて発光させたくない時はストロボの電源を切るか、発光部を後ろ向きにして対処してます。
E-TTL Ⅱ調光方式…E-TTLはストロボのオート機能だと考えて下さい。カメラの設定と撮影場所の明るさを加味して自動で調光してくれる機能です。
ではこの調光方式とは?ごめんなさい私もよくわかりません。わからないと言うのは違いがわからないという事です。撮影環境のせいもあったのかもしれませんがどっちも同じ様な出来になってました。ココは評価調光のままで大丈夫だと思います。
Avモード時のストロボ同調速度…ここの設定はAUTOのままで結構です。なぜこんな項目があるのかというと、これもカメラの構造的な話になるのでかなり省いてお話しします。
基本的にストロボの光はシャッター速度1/250以上の速さだと写真に写らないと思って下さい。これはカメラとストロボの構造上仕方のない事です。
そしたら日中屋外での撮影はどうするの?と疑問に思うでしょうが安心して下さい。外部ストロボには日中シンクロ(ハイスピードシンクロ)という機能があり、これを使う事によって早いシャッター速度でもストロボを使用する事が可能になります。
ストロボ機能設定 / ストロボカスタム機能設定…お持ちのストロボによりけりなので各自ストロボの説明書と見比べながら設定して下さい。
ミラーアップ撮影
ミラーアップとは撮影する前にミラーを上げておく事です。私は普段OFFにしていますが時と場合によっては結構使います。
ミラーアップ撮影をすると何がいいのか。どんな場面で使うのか。
※構造的な話は省きます。
デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 記録画質etc」
今までは露出について、撮影する上で必要最低限の部分をお話し致しました。
今度はカメラに備わっている機能、確認しておくべき設定について簡単にお話しできればと思います。
※使用している機種、メーカーにより内容が異なる場合があります。
記録画質の設定
まずカメラについている"メニュー"ボタンを押して"記録画質"の項目を選択してみて下さい。アルファベットと数字が沢山出てくると思います。ココで撮影した写真の画質、形態を設定する事ができます。
主に、L M S RAW この4種類選択する項目があり、この中から自分の撮影にあった物を設定してゆきます。
デジタルカメラの記録画質は大きく分けて二つあります。
JPEGとRAWの二種類です。そもそもJPEGとRAWって何でしょう。
JPEGとは
これは普段生活していれば良く目にすると思います。000.jpgとかで表示される事が多く、写真に限らずネット上にある画像データはほぼこの拡張子が使われていると言っても過言ではないです。
JPEGは画像データに主に用いられる拡張子で、圧縮ファイルの為容量も軽く、PCでもスマホでもJPEGであればほとんどの媒体で表示、閲覧する事が可能な便利で一般的に浸透している便利な物です。
RAWとは
カメラで撮影した写真の生データ。JPEGの様に圧縮されておらず容量がかなり大きいファイル形式です。
カメラを使う人以外はあまり目にする事はなく、使用しているPCやタブレットによっては専用のアプリなどを入れていないと閲覧すら出来ない事もあります。
大体こんな感じでしょうか。
では、撮影をする上でどちらのファイル形式で撮影すればいいのでしょうか。
"RAW"で撮影して下さい。
なぜRAWが良くてJPEGがダメなのか。
一般的には「RAWデータの方が画質が良い」と言われていますが、同解像度で比べてみるとRAWもJPEGも画質自体に大きな差は無いと思います。超大判印刷を考えている人や写真を切り抜いて使う様なピクセル単位で気にする人以外は気づきもしないはずです。そんなに画質が気になるなら中判カメラとか5DSの購入をお勧めします。
画質でなければなぜ? それは撮影した後の処理が楽になるからです。言い換えれば、多少露出や設定が狂っていても後で取り返しがつきやすい。からです。
先ほど簡単に説明した様にRAWデータは撮影した当時の生のデータなので撮影後でも修正、加工がJPEGと比べると格段に綺麗で自然に仕上げる事ができます。これをRAW現像と言います。
私の普段投稿している写真もRAWで撮影して現像、編集してからJPEGに変換して使用しています。
"" 先ほどRAWデータは専用ソフトがないと見る事すら出来ない場合がある、と言いました。そんなソフト無いよ、という人も安心して下さい。どのカメラメーカーでも専用の現像ソフトがあります。カメラを購入した時に一緒についてきたり、メーカーのホームページからダウンロード出来るのでそれを使用して下さい。大体のソフトは見るだけでなく、明るさや色調を調整する機能が備え付けてあるはずなのでお時間があればRAWとJPEGで色々試してみて下さい。結構面白いですよ。
(キャノンのDPP(Digital Photo Professional)、Adobe Photoshop,Bridge、など) ""
RAWデータのデメリット
RAWデータは撮影、編集の段階では便利です。ただデメリットもあります。
- PCによっては画像として表示出来ない可能性がある。
- 専用ソフトがないとRAW現像が出来ない(メーカーによりRAWデータにも種類がありその都度そのソフトが必要だったりする。)
- 容量が大きい=取れる枚数が少ない
- JPEGに変換しないとメールで送れない(ブログなどにも添付できません)
- 上4つ含めて少々手間がかかる
使っていて不便だと感じる所はこのくらいだと思います。これらはどうしようもないので私は諦めてます。
ただ、RAW現像は作品作りの醍醐味の一つです。ここでどうやって写真を綺麗にするか、自分の色を出して行くかで出来上がりが大きく変わってくるので色々頑張ってみるのも楽しいと思います。
この他にも"TIFF"とか"psd"とか良く使うのですがこれはカメラ本体に関係ない拡張子なので省きます。
長いこと文章を打っていて頭が混乱してきました。不十分な所があるかと思います。気になった所など教えて頂ければ幸いです。
電子音の設定
ピントが合った時に鳴る"ピピッ"って音です。これは本当に好みですが、切っているとピントが合ったんだか合ってないんだかわからなくなる時がありますね。
私は切ってます。
カードなしレリーズ
メモリーカードが入ってない時もシャッターを切るか切らないか、の設定です。
入ってなければ"カードが入ってません。"という表示が出るのですが、万が一気づかずに撮り続けていたら大惨事なので"OFF"にしておくのが無難です。
撮影画像の確認時間
一度シャッターを切った後モニターに撮った写真が映りますよね。その画像の表示時間をここで変更できます。
私はここはいじってないので初期設定のままです。バシバシ撮っている時に毎回確認はしないので2秒で十分かと思います。
今日はここらで一旦お開きとさせて頂きます。
次回次のページの説明をさせて頂ければと思います。
撮影記 「東京湾の赤い空」
関東に帰還してからそろそろ1週間が経とうとしております。もう経ったのかな。
今日は久しぶりに近所の浜へ撮影へ行ってきました。
侵食
最近日が落ちるのが早くなってきました。夕日とマジックアワーの撮影を考えていたので携帯で日の入り時刻を調べてみると…千葉近郊本日(10/15)の日の入りは17時04分でした。本当に早くなりましたね。つい最近まで19時前まで明るかった記憶があります。
今日は空気が澄んでいて都内のビル群まで肉眼でバッチリ確認できました。上の写真でもスカイツリーがくっきり?写っています。富士山まで見ることが出来れば良かったのですがあっち方面は残念ながら雲がかかっていて山頂の一部が辛うじて確認できる程度でした。
明日も晴れていたらトライしてみたいと思います。
今回の撮影ポイントはここ。
幕張海浜公園の砂浜での撮影になりました。ここは駅からのアクセスも良く、海沿いの街並みも綺麗でカメラを持って少し出かけるには結構いいスポットだと思います。
目印のすぐ近くに橋が架かっているのですがそこからの眺めも抜群です。最近駐車場が整備されたおかげで車、バイクでのアクセスもかなり良くなりました。あと毎年花火とレッドブルのエアレースやってる。
潮流
撮影データ Tv:30秒 Av:F16 ISO100
NDフィルター ND4+ND100
今まで露出とかの話を書いてたのでこの写真の説明を簡単に行います。
海面をなめらかにしたかったので30秒間シャッターを開けて撮影していました。そして光量が多かったのでNDフィルターをつけて撮影しています。ND4つけるならPLフィルターつけろよって話ですよね。持ってません。買います。
私は海とか水辺での撮影で良く長時間露光で遊んでいます。普段は2.3分シャッター切りっぱにしてるのですが北海道でレリーズが死んだ為内蔵の30秒で我慢しています。
今度ちゃんと紹介しますが折角なのでフィルターについて少し。
PLフィルター
特殊偏光フィルター。水面などの表面反射光のカットや単純に色彩を良くするフィルターです。
風景撮影や水周りでの撮影で主に利用されます。(滝とか川とか海とか)
※光量が少し落ちるのでそこは注意
光量調整用の減光フィルター。主に日中での長時間露光をする際に使用します。
ハーフNDフィルターという物もあるので是非調べてみてください。これも使ってみると面白いですよ。
"NDフィルターを考えている、という人へ"
可変式NDフィルターというのがあります。PLフィルターの様にフィルターをクルクル回すことで減光量を調整できる便利なNDフィルターです。これが一枚あればND1~ND400位までなら自由に調整可能な便利な物です。
しかし、これはあまりお勧めしません。学生時代これを使っていたのですがどうしてもムラが出てしまう製品もあります。私が使っていた物は明るい所と暗い所で縞々になってました。
お金に余裕があるという方は必要な減光量のフィルターを何枚か買って持ち歩く様にするのが無難かと思われます。
ただあまりフィルターを重ねすぎると、広角側で撮影する場合にケラレる可能性があるので注意して下さい。
ケラレとは
色々な場面で使うのでどう説明していいのかわかりませんが、主に
- 画面にフードやフィルターが写り込んでしまう状態。
- ストロボ使用時にレンズなどに光が遮られて影になってしまう事があるのですがそれもケラレです。
- その他画面に色々映り込む事をケラレと呼んだりします。