”  ”の旅をする

旅行先での風景、写真撮影についてのブログです。

CANON EOS 5D Mk4 さわった感想

 

 昨日仕事の帰りに某ビックカメラへ寄り話題のデジタル一眼レフカメラEOS 5D Mk4」を少しいじってきたのでその感想を。

 

 

 まず適当に触って明らかに良くなったな、と感じる所から。

 

 なかなか早い連写性能

 連続撮影秒間7コマ。EOS5DMk3が秒間6コマだったので一コマ分早くなった感じですね。しかし実際に連写してみると一コマの差はデカい。すごく早く感じました。でもそんな連写気にするなら1DX買った方がいいです。

 

 インターバルタイマー機能がついてる

 インターバルタイマー機能が付いていました。5Dsにもついていますが、今更かよ。

 私も以前からインターバル撮影(微速度撮影)をよく行っていました。内臓でインターバルタイマー機能が無いって前からおかしいと思っていたんですよね。今までは電子レリーズをつけて撮影していたのですがコレが結構邪魔でしょが無いんです。モーター付きのビデオスライダーを使って撮影する時などは綺麗にまとめておかないと途中で引っかかり抜ける、何て事もあります。やっとカメラが時代に追いついた感じがします。

 

 画質がいい感じ?

 別にこれは触ったからわかった事ではないのですが有効画素数3040万画素との事。個人的にこの画素数には少し期待しています。今までの2000万画素前半の物より目に見えて高く、5DSの5000万画素より低画素数。何が言いたいのかと言うと、5DSよりブレを気にしなくて良くなったのでは、という事です。

 5DSでストロボ飛ばして撮影したらブレてた事がありました。被写体が動いていたのもあるのですが解像度も影響していたと考えられます。

 前も話したと思いますが、解像度が高くなるほどブレやすくなります。

 

余談

 昔コミケに5DSR持ってきてる猛者がいた、という話を聞いた事があります。そんなスペック本当に必要な場なのでしょうか。それに5DSRという事はモアレ出ますね。屋外での撮影が予想されるのでストロボを使ってもクリップオンでの日中シンクロで撮影する事が予想されます。多分ブレます。

 何度も言いますが機材にも時と場所という物があります。単純に機能がいいから、性能がいいから使うというのは結構間違っています。その時その場、撮影の目的に合わせた機材選びをおすすめします。

 

 

 以上ですかな。10分くらい適当にパシャパシャやっていただけだったので。その時目に付いたのはこのくらいです。

 ちなみに千代田区のビックカメラでは本体400,000円で販売しておりました。高い。

 

撮影記 「magic hour」

 

 千葉に帰ってから本物の無職になり数週間が経とうとしています。

 以前勤めていた会社と、師匠の厚意によりまた仕事に就くことができました。約1か月~2か月の期間で考えています。

 

 

 今日は撮影などもなく、時間を持て余していたので家に貯まっている漫画を売りに行きました。

 選別に選別を重ね300冊強。

 少々古い作品から最新の物までよりどりみどりです。300冊あって結果"2500円前後"という想像以上の査定額がつきました。金欠ですがさすがに売りませんでした。手間ですがオークションに全巻セットで売った方が遥かにお金になります。

 

 本日の査定待ちの間にまた海浜幕張の海岸へ行ってきました。雨が降った後という事で移動の車の中で綺麗な夕日を見る事ができました。海岸に着いた時にはすでに沈んでおり色々と遅かったです。

 

f:id:nosuketan:20161101205223j:plainマジックタイム

 

 三脚も準備しておらず漫画も写真も不完全燃焼、と思った時に面白い写真を撮る事ができました。

 

f:id:nosuketan:20161101205344j:plaindance

 

 magic hourの赤い空と踊る少女の写真です。

 この写真を撮影した直後にメモリーカードが一杯になり撮影終了。この後もっと面白い場面があったりしたのですが。。。

 

 見てくれて居る方々だけにでも伝えたい。

 カメラのバッテリーとメモリーカードだけはしっかり確認しましょう。あんなにシャッターチャンスが〜と言っていたのに自分がコレですからね・・・。

 今週末からまた撮影などの仕事に入る為更新する機会がほぼなくなります。ではまた。

 

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切り絵

デジタル一眼の使い方 「三脚を選ぶ。」

 

 写真撮影を行う上で何かと必要になってくる三脚のお話その2です。

 前回は"雲台"について簡単にお話しました。雲台一つをとっても色々な種類がありました。では、今回は三脚のの部分に焦点を合わせて考えてみます。

 今回も私の独断と偏見による部分が多い上にかなり端折ります。とりあえずジッツォ最高です!

 

 三脚にも種類がある。

 雲台にも用途に合わせて種類があるように三脚の足にも色々な種類があります。形式、使われている素材、大きさ重さ、ロック方式、実に様々です。

 

 三脚の大きさ、丈夫さ

 三脚にも色々な大きさの物があります。ここでは何種類か簡単に紹介します。

 基本的には"小型" "中型" "大型" の三種類あり、三脚を選ぶ時の指標に「耐荷重」という表記を使います。

 

 

耐荷重とは

 撮影する時にこれくらいの重さまでなら安定して撮影できます。という表記だと考えて下さい。というのもメーカーによって測定方法が違ったり、「この重さまでなら耐えられる」という意味だったり「この重さまでなら安定して撮影できる」の様にメーカー間で耐荷重が一貫していません。

 なので耐荷重を見る時は少し余裕を持って選ぶ方が無難です。

 

 そして三脚の大きさの規格についてです。先ほど"小型" "中型" "大型" の三種類あると言いました。これも厳密にここからは大型でここまでが中型、の様な指標は存在しません。メーカー毎にまたバラバラです。

 個人的に最大長180cm以上の物は大型で160cm前後までが中型でそれ以下は小型だと考えています。三脚の足の太さで考える事もできますが、高さが高い物はそれに比例して足も太くなり重量も増えるので間違っていないかと思います。

 一つ覚えておいてほしい事があります。当たり前の事ですが、脚が太いほど安定性が増し、細いほど不安定になります。

  

 

 三脚の素材(材質)

 現在一般的に浸透している三脚の材質は大きく分けて2つあります。

  • アルミ(金属)
  • カーボン

 プラスティック製もあるのですが主にミニ三脚や安価な物に使われています。

 家電量販店などで市販されているのは殆ど上記の2種類の三脚です。なのでこの二つの三脚について説明いたします。

 

アルミ(金属)の三脚

 一般的でお値段も手頃なタイプの三脚でよく使われています。(金属)としたのは極稀にステンレス製だとかの三脚も存在するからで、それは興味のある方だけ調べてみて下さい。

 アルミ三脚はその名の通り金属で出来ている為作りもしっかりしていて、何より安いです。ただ重量がカーボンなどに比べて大きいのであまりにも大きい物を買ってしまうと持ち運びが億劫になります。

 

カーボンの三脚

 最近ではもうどこでも目にする事がある素材ですね。剛性もあり、軽くて、腐蝕しづらく、熱伝導が低いので寒冷地での撮影にも向いています。ただカーボン製でそれなりの物を買おうとすると非常にいいお値段になってしまいます。

 外に持って行くならカーボン製が一番楽だと思います。

 

 

 

 三脚の足ロック

三脚は足の伸び縮みでアングルの高さ調整や、不安定な足場でカメラを固定する事ができます。その足の伸び縮みを調整する"足ロック"にも色々な種類の物があります。

  • ナットロック式

 前回"ジッツォ"のお話をした時に出てきたロック方式です。

 グリップを回す事により開け閉めの操作をします。どの方向からでも同じ操作で調整

出来るという利点があります。

 そしてもう一つ。個人的にはこれが一番大きいです。ナット式はメンテが非常に楽です。構造が非常に単純なため泥だらけになってもすぐにバラして掃除して、という感じでメンテナンスが非常に簡単です。 

  • レバー式

 レバー式はレバーの開閉で操作します。ワンタッチで操作でき、締め忘れなども一目で確認できるため見た目の面でも非常に使い易い構造になっています。ナット式だと上下のナットも一緒に回ってしまう、という様な事が起こったりするのですがレバー式はその様な事故もなく撮影もスムーズに行えます。

 

 

 私はどっちも使っています。極端に悪い環境の場合などはナットロック式の物を持って行く様にしています。

 

 

 ここで余談です。

 昔カーボンなどなかった時代の三脚は「大きくて重いほどいい」と言われていました。技術的な部分も大きかったのですが何よりも「大きくて重いほど"安定"する」という理由からでした。実際今も商品撮影や静物を撮る時は重い三脚をセレクトして使っています。

 ただ技術が進歩し三脚の構造が良くなり必ずしもコレに当てはまらなくなりました。正しい使用法を守ればわざわざ重い三脚を使わずとも問題ないレベルにまで技術は進歩しています。

 

 

 まとめ

 三脚を購入する際はその撮影、使用機材に一番適した物を選びましょう。そして可能な限り大きくて安定した物を選ぶ事が大切です。極端な話ですが山岳写真を撮りに行くのに重量3kg超とかのアルミ三脚を持って行くのは無謀としか思えません。逆に屋内での静物撮影に足の細いコンパクトデジカメ用の三脚を持って行っても安定して撮影に挑む事は出来ないでしょう。

 

 風景写真を撮るなら…

 風景写真を撮影するとなると徒歩での移動は避けられないと思います。それに加えて必ず三脚は汚れます。泥が跳ねたり露で濡れたり、場合によっては水や泥の中に三脚を立てる事も想像できます。そして屋外での風景撮影なら望遠レンズの様に重量のあるものを使う場面もあるかと思います。

 上記の事柄を踏まえて三脚を選ぶとするなら、

中型の三脚(可能なら大型)

材質:カーボン

ロック方式:ナットロック式

雲台:3ウェイ雲台、ギア雲台

上記を満たす三脚がベストだと考えられます。

 持てる三脚の大きさや重量は個人差がありますし、駐車場から近いポイントとかだったり、アシスタントがいる様な場合ならこの限りではないのですがこの記事は始めたばかりの人を対象に考えて作っていますので。。。

 

 人物写真を撮るなら…

 人物の場合被写体に色々なポーズを撮って貰ったりと被写体自信が大きく動く事が予想されます。という事はカメラマンもアングルや光の加減を見て行ったり来たりする様な場面が多々あるでしょう。ただ風景や動物、スポーツ写真の様に200mm以上の大きい望遠レンズを使う事は殆どないと考えられます。

 上記の事柄を踏まえて三脚を選ぶとするなら、

中型の三脚

材質:カーボン、アルミ(持てるならどっちでもいいと思う)

ロック方式:レバー式

雲台:ボール雲台、3ウェイ雲台

 機動力重視です。風景の様にじっくり考えている時間はないと思われます。風の加減だったり服のシワだったり、人物撮影のシャッターチャンスはその時その時で変わって行きます。シャッターチャンスを逃さない様にしたいです。

 スタジオで撮るなら動く範囲が決まっているので大型の三脚でもいいと思います。

 

 静物写真を撮るなら…

 ブツ撮り、食品、建築物の撮影の場合被写体はまず動きません。ただ構図や明るさなどなど精度を求められます。大きい望遠レンズを使う事はありませんが構図が動いてしまうとアウトになってしまう場合が多いので(構図がずれる)なるべく安定したしっかりした物が良いと思います。

 上記の事柄を踏まえて三脚を選ぶとするなら、

 

大型の三脚

材質:どちらでも可

ロック方式:どちらでも可

雲台:ギア雲台、3ウェイ雲台

 ブツ撮りなどは三脚を思って動き回る事が少ない上に行動範囲が決まっている事が殆どです。とりあえず安定している事を第一に考えるのがベターです。

 上で構図が動くとアウトだと話しました。これは写真を合成する時に物がズレたりしていると最悪合成出来なくなってしまうからです。三脚を蹴っ飛ばしたりしない様に気を付けましょう。

 

 

 ここら辺だけでも頭に入れておく事で三脚選びで大きな失敗をする事は少なくなると思います。三脚も写真撮影をする上でかなり重要なアイテムで、写真の良し悪しに大きく関わってきます。自分に合った三脚選びをしましょう。

 

 ちなみに、今説明した三脚以外にも色々な種類の三脚があります。そして、カメラを固定する機材は何も三脚だけとは限りません。そんな機材たちを簡単に紹介します。

 

ゴリラポッド

 見た事ある人も多いと思います。普通の三脚としても使用できます。

 この三脚の特徴は足がグニャグニャと曲がる所にあります。例えば地面スレスレのローアングルから撮影したい時や、木や棒に巻きつけてそこにカメラを固定する事ができます。足を伸ばして三脚を立てられない様な場所で活躍してくれます。

 一眼用のしっかりとしたゴリラポッドなら 標準レンズを付けた一眼レフ位はしっかりと固定してくれます。

 

ウルトラ三脚

 "ウルトラロック式三脚"という物があります。見た目は普通のナットロック式三脚ですが足のロック方式が少し違います。

 ナットロック式は足を延ばす時に一段一段ロックを解除していかなければなりません。ウルトラロック式は一箇所を捻るだけで全てのロックを解除、ロックする事ができます。

 軽くてワンタッチで操作できるので時短になるのですが微妙な高低差調整が少し面倒臭いというデメリットがあり、私は結局普通の重い三脚を使っています。

 

一脚

 名前の通りです。カメラ、雲台を装着できる棒です。

 これも一本持っておくと非常に便利です。人ごみの中の様に三脚を開くスペースがない環境などで活躍します。山を登る人はステッキ代わりに使うことも可能です。商品としてステッキ&一脚として使えるという物もちゃんと販売しています。

 何より軽くて場所をとらないのでついでで持ち運べるのがいい所だと思います。

 

クランプヘッド

 クランプにボール雲台がくっついた物です。もはや脚ですらないですがこれも一応カメラをくっ付けて固定する事が出来ます。

 使った事がないのでわかりませんが、スーパークランプに雲台付けて自作した方が自分に合った良い物が作れそうな気がします。 

 

俯瞰アーム

  被写体を真上から撮影したい時などに使用します。

 三脚の雲台をのせる部分にこのアームを付けて、アームの先端い雲台とカメラを付けて使用します。アマゾンには無かったのですがこのアームも色々な長さの物があります。

 ジッツォの60cm位のアームを使っていましたが商品撮影の時などすごく便利です。

撮影記 「Tokyo loitering Ⅱ 」

 

 今日の散歩は東京都港区赤坂から有楽町まで。

 

 そろそろ東京にも目に見えて秋が訪れています。紅葉はまだまだもう少し先みたいですが場所によっては木々が赤く色づいています。

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buillding

 

 赤坂を出て「日枝神社」に足を運びました。

 丁度結婚式をしていたり、七五三で着飾った子供たちがいたり平日ながら東京都心の神社は華やかで賑わっておりました。

 

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午後1時

 

 それから国会前を通り皇居方面へ。

 平日の昼間だというのに国会議事堂前には機動隊のバスの様な車両がいくつも並んでいました。テロ対策なのか、デモがあるのか。そもそも毎日あの様に厳戒態勢を敷いているのか。

 

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 それから皇居前公園で少し休憩してから東京メトロ有楽町線で新木場方面まで。帰路につきました。

 

 今日散歩して分かったのですが、平日昼間の霞ヶ関がとても面白かったです。東京のど真ん中でありながら観光客もサラリーマンもいない、なんか不思議な感じがしました。時間のある時にでもまたあの景色を見てみたいと思います。

 

 

 

デジタル一眼の使い方 「三脚を買う前に。まず雲台を考える」

 

 写真撮影において無くてはならない物の一つ「三脚」についてのお話です。

 これから三脚の購入を検討している方などの参考になればと思います。

 

 

 

 三脚の購入を検討している方は色々な撮影の経験を経て、自分の撮影スタイルに合った三脚選びをされたいかと思います。「コレが一番!」という三脚は存在しません。個人の好みや環境によって変わってくるので悪しからず。

 まずは三脚購入の際に三脚のどこを見てどう自分で判断するか、という所をお話します。

 

 自分に合った三脚の探し方 その1

 三脚の部品を理解する。

 

 "雲台"をご存知でしょうか。

 雲台は三脚のパーツの一つで、カメラの向きや角度を調整します。三脚にカメラを接続する部分の名称で、レバーが付いていてクルクル動かしたりする部分です。

 三脚と一括りにしてしまっても問題はないのですが、目的にあった雲台、三脚選びをする事で撮影がうんと楽になります。

 

 というわけで今回は"雲台"についてのお話です。

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雲台

 

 

 雲台の種類

 ここでは代表的な3つの雲台をご紹介します。

 

スリーウェイ雲台

 一般的に上記の画像の様にレバー(パン棒、ティルト棒)が付いている雲台です。上下、左右、傾きの3方向の角度調整に対応しています。

 値段は物によってピンキリです。

 この雲台は各メーカー様々な物を発売していて、一番スタンダードな雲台です。

 

ボール雲台(自由雲台)

 こちらも人気の雲台の一つです。スリーウェイ雲台と違い、角度調整する部分がボールになっており、ワンタッチで角度調整が行えます。そして値段も安価な物が多いです。

 一般的な雲台でスリーウェイ雲台と並んでこちらも各社様々な商品があります。 

 

ギア雲台

 名前を知っていても実際に使った事のある人は少ないかと思います。アマチュアでこの雲台を使っている人はそうそう居ないと思います。

 動き方はスリーウェイ雲台と変わらないのですが、こちらはレバーをクルクル回して角度調整を行い精度の求められる撮影で使用します。ギアの回転で動く幅が決まっているのでスリーウェイ雲台の様に気軽に構図移動ができません。

 値段は、高いです。安価な物もあるのですが私は下の写真のマンフロットの物以外使った事が無いのでなんとも言えません。

 

 雲台の役割

 上で紹介した雲台について少し詳しくご紹介します。

 5点満点で評価して行きたいと思います。(私個人の偏見による)

 

スリーウェイ雲台の役割

 重量:3 操作性:3 精度:3

 良くも悪くも普通の雲台です。レバーを回す事で締めたり緩めたりできます。三脚をセットすればすぐに撮影に取り掛かる事ができ操作性良し、精度良しだと思います。ただ構造上ボール雲台より重量があり少しかさばります。

 どんな撮影にも対応できる万能タイプです。

 屋外での撮影ではこのタイプの雲台を使用しています。

 

ボール雲台(自由雲台)の役割

 重量:5 操作性:4 精度:1

 自由雲台という名の通りどんな角度にも動きます。ボールヘッドという部分を操作して構図移動を行うタイプの雲台です。ボールを締め付けて固定するタイプで、このロックを開けるだけで自由にカメラの向きを変えられます。サイズも小さめの物が多く、他二つの雲台よりはるかに重量が軽く持ち運びにも便利です。

 人物の撮影など動く物の撮影に便利です。しかし、自由に動くという事は撮影時に水平を取ったり任意の角度に調整したりという繊細な操作が非常に苦手です。

 荷物を出来るだけコンパクトに纏めたい時はボール雲台を付けて行きます。

 

ギア雲台

重量:1 操作性:2 精度:5

 上でも書きましたが操作性は無いに等しいです。そして重いです。しかし精度は抜群です。構図もミリ単位で思い通りに調整可能で、主に商品撮影、風景撮影、建築写真などで重宝します。

 しかし、重量もあり、かさ張るので私は外に持って行きたくないです。それに加えギア雲台は非常に精密な作りになっているので落としたりぶつけたりするとギアが狂う事があり、持ち運んでいるだけでかなり気を使わなければなりません。

 実際に商品撮影の場で使用していましたがこれがないと仕事にならないレベルでした。

 

 

 ここで説明した物以外にも"2ウェイ雲台"や"ジョイスティック雲台"という雲台もあります。三脚、雲台を購入する際は実際に手にして操作性などを確認してから購入する事をお勧めします。

 今回は雲台の話で終わりとなります。

 

 余談

 "GITZO"というメーカーをご存知でしょうか。フランスのカメラ製品メーカーです。

 私は王道にして最強の三脚メーカーだと思っています。

 堅い、軽い(用途による)、安定している、のは勿論ですが何より「止まる所で止まる」のです。ジッツォ三脚は基本的に"ナット式"と呼ばれる、ネジを締める要領で足を固定する方法を採用しています。これがすごい。さっと回せばピタッと止まる。さっと回せばスルッと伸びる。この「止まる所で止まる」感覚が使っていて本当に気持ちがいいです。雲台もいい感じです。

 店頭などで触る機会があれば是非一度試して見てください。

 

休み休みやってるから文とか色々狂ってる。。。

デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 その6 ライブビューとかAFとか」

 

 最近英語を勉強し始めました。中学から英語を捨ててきた為かなりしんどいです。

 今まで海外でどう過ごしてきたか?意外とどうにかなるものです。海外に出るにあたり勿論話せるのが一番いいのですが「外国語できないけど海外に行きたい。」という人は最低限リスニングが出来るようにしたほうがいいと思います。

 

 今回でカメラの撮影時の設定を全て終わらせたいと思います。

 

 

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fotowa(フォトワ)

 設定ページの5個目。ここの項目ではライブビュー撮影についての設定が幾つかありますので見て行きます。

 ライブビュー撮影

 ライブビュー撮影を行うか否かの項目です。ここは「する」に設定しておいて大丈夫でしょう。

ここは好みの問題だと思うのですが、私は撮影をする時は基本的にファインダーを覗いて撮影しています。ライブビューでの撮影は画面を見なければならない為姿勢も固定出来ないので私はあまり好きではありません。が、それでもライブビューは沢山利用させて頂いております。

 

ライブビューを使う状況とは。

 

  • アングルが極端に高いor低い場合

 地面すれすれのローアングルや自分の身長より明らかに高いハイアングルから撮影をしたい場合などなかなかファインダーを覗けない状況があると思います。そんな時はライブビューで確認しながら撮影します。

 バリアングルモニターの付いたカメラがあると思います。アレ便利です。PCがあればPCの画面にライブビューを映す事も可能です。

 

 画角、角度やアングルに精度が求められる場合

 ライブビュー撮影ではカメラの設定、水準器(内蔵機能がある物)、グリッド、ヒストグラム、画面のズームなど目の前の風景と一緒に多くの情報を確認する事ができます。私は主に水準とピントの確認を行っています。

 ※内蔵されている水準機能は正直そこまで精度良くはありません。真水平を求めるのであれば市販の水準器の購入をお勧めします。

 グリッドの付いたフォーカスシングスクリーンを使えばファインダー内にグリッドを表示させる事もできます。

 

  • 光量の足りない環境下での撮影

 夜間など暗い場所で撮影をする時にオートフォーカスでピントが合わない、マニュアルフォーカスでも暗くて被写体がよく分からない、そんな状況の時にもライブビュー機能は便利です。

 まず極端に露出を上げる(明るく)とライブビューの画面も明るくなり風景が見える様になります。被写体を確認できる程度まで明るくなったらその画面を見ながらマニュアルフォーカスでピントを合わせて撮影します。合わせ辛いな、と感じたらズームして正確にピントを調整して行きます。

 これは後で説明する「露出シュミレーション」機能によるものです。

 

 あと一つなんかあったのですがド忘れしてしまったので省きます。

 以上がライブビュー撮影で便利な使い方です。ちょいとい意味不明な専門用語が出てきたので簡単に補足説明を行います。

 

バリアングルモニターデジタルカメラだとモニター(液晶画面)が付いていると思います。そのモニターを自由な角度、向きに動かせるモニターの事を指します。

フォーカスシングスクーン…磨りガラス状の板です。レンズを通して入ってきた映像をここに映し、その映像を私たちは見ているのですね。カメラによってこのスクリーンを交換できる機種があります。私はグリッドのついた物を使用しています。

 

 

 AF方式

 ここはライブビュー撮影時に使われるAF(オートフォーカス)機能の設定が行えます。

 この項目を選択するといくつか設定項目が現れると思うのでそのAF機能の特性などについて簡単にお話致します。

 

  • ライブ1点AF

 ライブビュー画面内に出てくるAFフレームにピントを合わせてくれます。

 この設定にすると画面内に{ □ }いAFフレームが出てきます。この{□}をピントを合わせたい部分に移動させる事で、その部分にピントを合わせてくれます。

 ライブビューでAFを使う事はないですが私はライブ1点に設定しています。

  • ライブ多点AF

 広い範囲や動く被写体に対して有効なAF方式です。カメラの測距点(6Dの場合は11点)に応じて自動でピントを合わせてくれます。

 ライブビューのAF代表みたいな感じです。

  • 顔マーク+ライブAF

 これは人の顔を検知してそこにピントを合わせてくれます。

 最近ではもう珍しくない顔検知機能ですね。使った事がないので私はなんとも言えません。

  • クイックAF

 ファインダーを覗いた時と同じAF方式です。ファインダーと同じように四角いAFフレームが表示されそれを基準にピントを合わせてくれます。

 これもピントを合わせたい箇所のAFフレームを選択出来ます。速度はこれが一番早いと思います。ライブビューで撮るならこれが一番便利かもしれません。

 

 私はライブビュー撮影をする状況の時は必ず三脚を使いマニュアルフォーカスで撮影するので実際に使った感想など書けないので使用感などは他の方のブログとかを見て参考にするのがいいと思います。

 

 

 グリッド

 ライブビュー撮影の際モニターに表示させるグリッドの種類を選べます。

 グリッドに関してはご使用の機種によりけりだと思うので気になった人は色々なグリッドを試して見てください。

 私は9分割で使用しています。というのもこのグリッドのラインが結構太いのでこれ以上グリッドを増やすと見にくいと感じたからです。内蔵の水準器を使うよりこちらで合わせた方が正確に水平を取れます。

 

 

 アスペクト比

 ライブビュー撮影をする時に表示される画面の縦と横の長さの比率です。

 初期設定だと 3:2 になっています。数字は 縦:横 の比率です。

 3:2  4:3

 16:9   1:1

 上記の様に何種類か選べると思いますが基本的に3:2の初期設定をお勧めします。動画撮影の場合、決められた比率がある時はそれに合わせて設定したほうが無難です。

 写真、静止画の時は後から任意の比率にトリミング(切り抜く事)したり、不安であればトリミング前提で少し広く画角を取って撮影する方が何かと便利です。

 

 

 露出simulation

 先ほど少し出てきた露出シュミレーションです。

 今の設定でどのくらいの明るさで写真が撮れるのかをモニターで見る事ができる機能です。露出を変えればそれに合わせて映る映像の明るさも変化します。

 

 先ほど夜間や光量のない環境下でAFが機能しなくなった時に使う、というのも露出シュミレーションの特性を生かして行っております。

 暗くてAFでも目視でも被写体が見えない ⇨ 明るくなればライブビューからマニュアルでピント合わせられる ⇨ せや!露出シュミレーションでピント合わせる間だけ明るくしたろ‼︎

 という事です。ピントを確認したら任意の露出に合わせて撮影開始です。

 

 OFFだと画面の明るさ自動で調節されるのですが、被写体の場所によっては一度カメラを動かさないといけなかったり、被写体が明るすぎるor暗すぎてピント見辛いなんて事がよくあったので私はONにしています。

 

 この機能かなり便利なので常にONにしておくといいです。

 

 ここで切りたいが、次は三脚の話がしたいので次に進みます。

 

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 LV静音撮影

 撮影する時に「ガシャッ」と音が鳴りますね。その音を抑えてくれる機能です。撮影時に動作音が気になる時があると思います。そんな時はこの設定を見てください。

 

  • モード1

 作動音を抑えた撮影が出来、さらに連続撮影も可能です。

  • モード2

 作動音を抑えた撮影が出来、シャッターを全押しすると動作が停止するため連続撮影が出来ません。

  • しない

 うるさいままです。

 

 正直に言うと、私は違いがあまりわかりませんでした。設定の仕方がおかしかったのでしょうか。。。

 振動などが気になるならミラーアップ撮影で対応するのが一番いいです。

 

 

 測光タイマー

 AEロックの露出値の保持時間を変更する事ができます。

 これだけだと意味不明ですね。AEロックについて簡単にお話致します。

 

 AEロック

 露出を固定して撮影を行う方法です。シャッターボタンを半押しにする時、ピントと一緒に露出も固定されておりこれをAEロックと呼びます。

 上記の撮影で「ん?」と思った方がいると思います。この機能は"P" "Tv" "Av"モードの全自動、半自動露出の時のみ作動します。

 

 AEロックが何か簡単にわかったと思います。ピントを合わせた場所で露出が固定されるという事です。では測光タイマーについて。

 測光タイマーの項目を選択すると、秒数を選択できると思います。その選択した時間の分だけAEロック機能がONになります。

 色々あるので試してみて下さい。正直この機能で30分とか選択するならマニュアル露出で撮影した方がいいと私は考えています。Mで明るさの感覚、露出の感覚を掴むと撮影の時にグッと楽になる上に、この風景なら少し暗くした方が雰囲気出るな、とか色々考える幅が増えて楽しいです。私はそう思います。

 

今回は以上です。次回は小休止も兼ねて三脚の話。

デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 その伍 ピクチャースタイル、ノイズなど」

 

 昨日は1日で二つの話を投稿する暴挙に出た、わけではなく、3つ目の話を投稿し忘れていた事に昨日気がつきました。はてなブログには下書き機能が有り、そこに保存したままになっておりました。

 というのも記事を作って公開するボタンと下書き保存するボタンが同じ場所にあった為、流れ作業で公開しようとした時に私が操作ミスをした事に気がついていなかった事が原因と考えられます。

 だからなんだって話です。

 今日はカメラメニューの4番目、ピクチャースタイルなどについてです。

 

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かさばるアウトドア用品を預けて、スマホで管理「hinata trunk!」

 

 

 ピクチャースタイル

 この機能は各撮影シーンに合わせて最適な色調補正をかけてくれる撮影機能です。

 ピクチャースタイルを変えるだけで撮影する写真の雰囲気が大きく変わります。この機能を使うか使わないかだけで写真の出来に大きく関わってくる機能です。

 

ピクチャースタイルの種類

  • スタンダード…EOSの基準となるスタイル。
  • ポートレート…人物の肌を綺麗に描写するスタイル。シャープネス弱め。
  • 風景…シャープネス強め。空や木々の色彩を強調するスタイル。
  • ニュートラル…コントラスト低めで柔らかいイメージのスタイル。写真の明暗差が低い。
  • 忠実設定…人間の肉眼に近いスタイル。
  • モノクロ…白黒写真。
  • ユーザー設定…自分の好みに合った補正値を設定出来ます。

 

 ピクチャースタイルの項目をよく見ると"コントラスト" "色の濃さ" "シャープネス" "色合い" この4つのプリセットから成り立っていて、各ピクチャースタイルはそれぞれ設定の値が違います。さらに各ピクチャースタイルによってカラーバランスが細かく調整されており、そのピクチャースタイルの色はそのピクチャースタイルでしか再現出来ないみたいです。

 さらにCANONのホームページから拡張ピクチャースタイルファイルをダウンロード出来るので興味のある方は一度覗いて見てください。

キヤノン:ピクチャースタイルZenlogic

 

 私が撮影時に使うピクチャースタイルは主に二つです。"スタンダード"か"風景"のどちらかです。スタンダードを使うことが圧倒的に多いです。風景の撮影でも基本的にはスタンダードで撮影し、撮影後に好みのピクチャースタイルを選び編集、レタッチに入ります。

 この二つを使う理由はいちいち設定をいじるのが面倒臭いからです。それに長い事同じやり方で撮影してきたので変えなくてもある程度どう変わるか、など理解しているつもりです。色々と試して見て下さい。

 

 

 長秒時露光のノイズ低減

 デジタルカメラはカメラ本体に色々な補正機能が搭載されています。これもその一つで長時間露光時のノイズを少なくしてくれます。

 

 この項目の下に"高感度撮影時のノイズ低減"という項目があります。ここではノイズには幾つか種類があると覚えておいて下さい。

 

 長時間露光のノイズについて。

 夜景や天体の撮影などでどうしてもシャッタースピードを遅くしないといけない事があると思います。シャッターを長く開けておくと変なノイズが乗ってしまう事がありこれを長時間(長秒時)ノイズと言います。

 個人的には20秒くらいなら気にならないレベルだと思うのですが、環境によっては10秒でも目に見えて出てしまう事もあるみたいです。

 このノイズが発生する要因は

 1.シャッター速度が長い

 2.気温が高い

 この二つの要因が大きく関わってくるみたいです。夏場の夜景撮影の時は少し気をつけてみましょう。

 

 なら普段からONにしておけばいいのか、というとそうでもないです。撮影後の処理時間が滅茶苦茶長いので連続でシャッターを切りたい時とかにはあまり適さないと思います。状況によって使い分けるのがベストです。

 富士山と星の光跡を撮った写真があったかと思いますがあれはノイズ低減OFFで数十分開けっ放しで撮影しました。そして撮影後に明らかにヤバそうな部分だけ消す、という方法でやりました。よく見ると色々写ってます。

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 このノイズは暗い写真だと目立つのでなるべく明るく撮影するか、シャッタースピードを短くしたり暑い時の撮影を避けることで回避できます。

 

 

 高感度撮影時のノイズ低減

 ISO感度を上げると画質が悪くなる、と以前話した様な気がします。ISO感度を上げればそれに比例してノイズが沢山出てくる様になります。

 ここのノイズ低減処理はISO感度を上げた時に発生するノイズをカメラ内部で低減処理してくれる機能です。

 

 ここのノイズ低減は"OFF" "弱め" "標準" "強め"と選べる様になっていて私は"標準"に設定しています。

 高感度撮影時のノイズ低減は"標準"以下に設定する事をお勧めします。"強い"に設定すると処理時間がより長くなってしまいます。それに加えて高感度撮影のノイズ低減はディテールが無くなる、シャープさが無くなってしまうからです。

 これは仕方のない事なのでうまく折り合いを見つけて撮影するしかありません。

 

 

 高輝度側•階調優先

 白い壁やウェディングドレスの様に白い被写体を白飛びしづらくする機能です。

 晴れた夏の昼間や明暗差のある環境下での撮影だと白い被写体が白トビして真っ白になってしまう事が多いと思います。写真のグレーからハイライトまでディテールをしっかりと描写してくれるみたいです。

 みたいです、というのは個人的な撮影で使った事が無い&使用した時に違いがあまりわからなかった、という事です。

 

 この機能はオートライティングオプティマイザと併用が出来ません。さらにこの機能を「ON」にするとISO感度の設定範囲がISO200~25600と限定されてしまいます。

 ISO200なら実用範囲なので問題無いですがISOが限定されるのが嫌なのでこの機能は使っていません。

 

 

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 今回はここまでにします。お疲れ様でした。