パラオ共和国 ペリリュー島への旅 "戦跡を巡る"
パラオから帰国して1週間経ちました。今回の旅程は飛行機の時間、トランジットも含め11日間。この11日間は短い様で長く、そこそこハードな旅でございました。
ペリリュー島、一度は名前を聞いた事があるかと思います。
先の二次大戦で旧日本帝国軍の要所であり、日本軍玉砕の地として有名です。ただ、"パラオ"と聞くと今では海の綺麗なリゾート地として見聞きする事がほとんどだと思います。実際パラオの海は透き通る様なマリンブルーで大変綺麗でした。
ペリリューの海
ペリリュー島唯一の市街地からすぐの海辺から撮影しました。
ここら辺は遠浅の海が続き、引き潮の時は写真の様な小さな島や岩礁を肉眼で確認する事ができます。潮の満ち引きと天気などの条件が揃えば"ウユニ塩湖"の様な写真が撮れそうですね。
パラオは6月から雨季に入ります。私が訪れた時は乾季と雨季の丁度境目にあたる5月の中頃。雲ひとつない青空!というシュチエーションには出会えませんでした。それでも日が差している時間はジリジリと肌を焼く様な強い日差しがあり、日焼け止めを塗らないと大変な事になりそうです。私は最初2日間日焼け止めを塗らずに過ごしていたので肌が真っ赤に焼け、大変つらい思いをしました。
さて今回なぜパラオへの旅を選んだのかというと、第二次世界大戦の史跡、戦跡をこの目で見て、写真として残したい、という事で足を運んでみました。
先ほど軽く説明しましたが、この国は戦時中日本軍の重要拠点であり激戦地でした。そしてこの島にはその当時の建造物や、戦闘機、戦車が撤去される事なく残されています。
戦車
この戦車や戦時中日本統治時代に作られた建造物(トーチカ、砲台跡)は現在ではパラオの観光地となっています。上の写真の様にある程度インフラが整備されていたり、車でペリリュー島の戦跡を観光できるツアーなどが数多く組まれており割と簡単に観光する事ができます。
中山短砲跡地
ペリリュー島はとても小さく、1日かければ自転車で一周出来てしまうくらいの面積しかありません。なので私は数日間この島に滞在し、徒歩とレンタルサイクルでゆっくり観光しようと考えていました。しかし、アスファルトで綺麗に舗装されている道路が少なかったり、見たい史跡がジャングルのど真ん中にあり探し出すだけで時間を取られたり・・・。少しなめていました。実際に足を運んでみると本当に大変な道のりでした。そしてどうしても見つける事が出来なかった戦闘機がありそれだけが本当に心残りです。
なぜネットに「地元のガイド同伴推奨」と口すっぱく書いてあるのかよくわかりました。
もう一つ、先ほどの日焼けの話もあるのですが今回私は"徒歩"と"自転車"でこの島を回っていました。するとどうなるか。日差しで体を焼かれ、水分を奪われ、スコールで気力と体力を奪われ、体温を失い、犬に追いかけられ死にそうになり、まあろくな目に合いませんでした。
ペリリュー島の市街地に「OKマート」という小さなお店があります。このお店はガソリンスタンド(OKガス)、ホテル(名前忘れた)も経営しています。私はここのレンタルサイクルの自転車を利用しました。1日$10。少し高いですがこの島の物は全て高いので仕方ないですね。そしてなんと、レンタカーもやってます。こちら24時間で$50(ガソリン別)。ツアーを組まずにペリリュー島を観光したい!と考えている方はこちらで車をレンタルする事をおすすめします。自転車は、本当に、辛い。ボロいから余計に疲れる。
旧日本軍司令所
現像が全然終わってないのでとりあえず今日はここまで。今度はパラオでの生活などもっと細かく紹介できればしたいです。