デジタル一眼の使い方 「カメラの設定 露出補正/ISOに関する設定」
今回も6Dのメニュー画面から引用してお話し致します。
お使いのカメラによって「こんな項目ない!」というのがあったりすると思いますがそれは気にしなくて結構です。機種によりけりなので。1DXとか5DSあたりのプロ機になると項目が細かすぎてすごく面倒くさかったりします。
第3回目と言う事でメニュー画面の3ページ目から始めます。
今回は露出補正とかISO感度とかホワイトバランスとか撮影をする上で重要な項目が並んでいるのでちゃんと見て行きたいと思います。
露出補正/AEB設定
露出補正とAEBは同じ項目にまとまっているのですが機能的に別物なので分けて説明します。
露出補正の設定
P、Av、Tvモードの様にカメラが適正露出を割り出して撮影してくれるモードで使用します。これらのモードはカメラが自動で露出を決めて撮影できる様にしてくれるモードです。ただ、必ずしもカメラ側で判断した露出と自分の好みの露出とでは大きく変わってくる場合があります。(人物撮影の時とか特に)
露出補正はカメラの測った露出から撮影者の任意の露出に明るさをワンタッチで変える事が出来る機能です。
露出補正/AEB設定 の右側に数字とグラフ見たいなのがあると思います。写真を見ると私のカメラでは"+-0"の部分にカーソルが来ていますね。明るくも暗くもしていない、という事です。(ほぼマニュアルで撮影しているので触ってないです)
使い方は簡単で0の下にあるカーソルを右側(+の方向)に動かせばより明るく、左側(-方向)に動かせばより暗く、写真を撮影する事が出来ます。
先ほど(人物撮影の時)と言いましたが基本的にカメラの適正露出+半段~1段明るくすると人が綺麗に撮れやすいです。(撮影環境による)
AEB設定/AEB撮影(オートエクスポージャーブラケティング)
AEB撮影とは撮影時に"適正露出の写真" "明るい写真" "暗い写真" の3パターンの写真を自動的に3枚撮影してくれる機能です。そして撮影後に一番自分の好みに合った物を選ぶ事ができます。
AEB設定は"明るい写真"と"暗い写真"の露出の幅を任意で調節する事ができます。
明るく調整する事を"プラス補正"、暗く調整する事を"マイナス補正"と言います。
ISO感度に関する設定
この項目は見たまま、ISO感度に関する設定項目です。この項目を初めて見た、という方は設定してみる事をお勧め致します。
ISO感度設定範囲・・・手動で設定出来るISO感度の範囲を設定できます。ISO感度拡張の設定もここから行います。
ISOオートの範囲・・・ISO感度をA(オート)で撮影する時の下限値と上限値をここで設定します。Aモード時にISOをこれ以上上げたくない、下げたくないという値が設定できます。
ISOオート低速限界・・・撮影モード「P」「Av」時に働きます。撮影時に設定したシャッター速度よりも低速になってしまう場合にISO感度ISO感度で自動的に露出を合わせてくれます。
私はISO感度設定範囲から下限はL(ISO50)から上限はH2(ISO102400)までに設定しています。まだ上限のH2まで使った事がありません。Lも天気のいい日以外は使いません。暗すぎので。
オートライティングオプティマイザ
撮影した写真をカメラ内部で自動的に補正してくれる機能です。
何をしてくれるのかと言うと。
- コントラストの調整
- シャドウハイライトの調整
- 露出の調整
- 逆光人物撮影(顔検知)
- 彩度の調整
キャノンのHPを見た限りだとこんな感じでした。注意点はJPEG画像のみ対応、との事です。RAW画像はキャノンの専用ソフトからでないとこの処理を行う事は出来ないみたいです。
私は撮影後に全て自分で補正をかけているので使っていません。作例を見た限りだとこれは入れておいても邪魔にはならないかと思います。
今回はここまでにします。次から説明を忘れていたホワイトバランスの項目について作って行きます。