”  ”の旅をする

旅行先での風景、写真撮影についてのブログです。

デジタル一眼の使い方 「露出 前編」

 
 
 これからは写真を撮る上で重要な”露出”についてのお話です。
 
 露出に関しては1から10まで詳しく言葉で説明するとレンズの仕組みだとか光学的な部分にまで足が伸びそうなのでここでは撮影に必要な部分を基礎から応用までかなり噛み砕いてお話致します。
 
 
 露出とは
写真技術において露出(ろしゅつ、英語: exposure)ないしは露光(ろこう)とは、フィルム乾板などの感光材料やCCDCMOSなどの固体撮像素子を、レンズを通したにさらすこと(現在のカメラでは通常シャッターの開閉により、これを行う)。またはカメラのレンズを通過してくる光の総量や、画像そのものの明るさのことをいい、これらはレンズの絞り(F値)と露光時間(シャッター速度)及びフィルム感度の組み合わせによって決まる。

露出 (写真) - Wikipedia

 
 
前回の記事でカメラの機能『撮影モード』についてお話しました。そこで出てきた”シャッター速度優先”、”絞り優先”この二つの、シャッター速度絞り、そしてもう一つ"ISO感度"の部分に触れて行きましょう。
 
 
この三つの要素を理解し、実践する事が出来れば撮影できる写真の幅が増えて行きます。
※今回はカメラの構造などは忘れて下さい。そういう物だと無理やり理解して頂ければ幸いです。
 
 
例1

f:id:nosuketan:20160630192118j:plain

撮影データ Tv:20分  Av:F4  ISO:200
 
 

 
シャッター速度
 
 シャッター速度とは画像を記録するセンサーに光を当てる時間の長さです。光を当てる時間が少ないほど”シャッター速度が遅い”、時間が長いほど”シャッター速度が遅い”と言います。
 
"シャッター速度"と"明るさ"
 シャッター速度が速ければセンサーに当たる光の量が少なくなります。速度が速ければ速いほど写真が暗くなってしまい、遅ければ当たる光の量が増えるので写真がどんどん明るくなります。
 
"シャッター速度"と"ブレ"
 シャッター速度が速ければセンサーに当たる光の時間が短くなります。速度が速いほど被写体や写真がブレにくくなり、速度が遅ければ光の当たる時間が長くなるので被写体や写真がブレやすくなります。
 
 
 シャッター速度は基本的に"明るさ""ブレ"、この二つの事柄を意識しながら調節します。
 一般的にカメラを手持ちで撮影する場合 " シャッター速度=レンズのミリ数x1 "※1 まではブレずに撮影出来るとされています。
 ※1 50ミリの標準レンズの場合なら、シャッター速度1/50まではブレずに撮影出来る。
 使用するレンズの種類や大きさによってはこの限りではないのでカメラを手で持って撮影する場合はシャッター速度を少し速めに設定するか三脚を使用しての撮影をオススメします。
 
 
 シャッター速度 応用編
 
 例1を見るとシャッター速度(露光時間)20分と大変長い時間シャッターを開けていました。
 これは単純に周りが暗かったからという訳ではなく、夜空の星を線の様に流したかった、という目的がありこの設定で撮影に挑みました。
 シャッターを開けて居る間は動いている物は動きます。目で見てもわからないですが天体も常に動き続けているので、シャッターを開けた時からシャッターを閉じるまでの間に動いた分が光の線として写真に写る訳です。
 逆にシャッター速度が速ければ速いほど、被写体が止まって見えます。良くある例だと、空中で静止している水しぶきの写真だとかスポーツの写真も割と速いスピードでシャッターを切っています。
 

 
 この様にシャッター速度の速さによって色々な表現を写真で表す事ができます。
 普段撮影する時に少し意識してみて下さい。ちょっと違う写真を撮影できるかもしれません。
 
 
 思ったより長くなったので"絞り"についてはまた今度。
 
 
読み返してみたのですが、結構わかりにくいですね。すみません。